【ナマズ釣り】キャストからバイトまで丸見えだから面白い!昼間に楽しむ”デイナマ”ゲームで水面炸裂!

夜行性のナマズ。その生態に合わせ、主にバスアングラーたちの”夜遊び”として楽しまれていたナマズ釣り。
2015年前後にデイゲームのメソッドが確立&紹介され、昼間でもできる、いや、むしろ昼間の方が楽しい釣りへと変化して大きなブームとなった。
先日、都内某プロショップでこのゲームの状況を伺ったところ、今また入門者が増えており「思ったようには釣れない…」という声も聞くとのこと。

そんな世の悩めるナマザー(ナマズアングラー)諸兄のため、釣り動画アプリ『釣りビジョンVOD』では、デイナマブームの火付け役となった番組「ヌルヌルなま~ず」、そしてDVD作品「デイナマっ‼」の配信を開始した。

これらの作品から、天才マルチアングラー・松本幸雄さんが紹介するこの釣りの基本と、マル秘テクニックをいくつか紹介したい。

淡水

ナマズ釣りの魅力

1)ほぼ全国に生息しているため、どこでも同じように楽しめる。
2)大河川はもちろん、近所の小川や、幅1mにも満たない用水路にも生息。河川の中下流域の大部分がポイント!
3)60cm前後と大きく育ち、激しく動くトップウォーター系ルアーへの反応が非常に良いため、バイトからファイトまで迫力あるゲームが楽しめる。

などがその魅力。
人口が増えているとはいえ、激戦区でのバス釣りに比べればまだまだ釣果への希望が持てるターゲットではないだろうか。

春から夏にかけては、産卵から回復するため活発にエサを追う魚が多くなるナマズ釣りのハイシーズンで、光量の少ない曇りと雨は最高のタイミング。ぜひ爽快なトップウォーターゲームを堪能してほしい。

昼と夜で楽しみ方はどう違う?
従来主流の夜釣りは、夜に活発に動くナマズとの偶然の出合いを目当てに、ルアーをあらゆる方向に投げて狙っていくもの。目に見える情報が少ない分、あまり複雑なことは考えず、闇夜の水面爆発を追い求められる、疲れた脳には優しい癒しの釣りである。

一方、昼間の釣りは全く逆。
魚の有無はもちろん、水深、障害物など、目で捉えられる情報量が多く、ルアーに対する魚の反応も丸見えだ。アングラーの思い通りにルアーをチェイスさせ、フッキングに持ち込めた時の興奮度と満足度は非常に高い。しかし、魚の反応に対応できるスキルがなくては、昼間の方が釣るのは難しいだろう。

10代のころから様々な釣りメディアで活躍する松本幸雄さんは、多くのトッププロが認める天才アングラー。エリアトラウトからオフショアのビッグゲームまで、あらゆる釣りをハイレベルにこなす

デイナマゲームに必要なタックルは?

7ft前後のナマズ用ロッド。100、200番クラスのリール。PE3号~6号。
PEラインには60lbのナイロンリーダーを60cm程度つけておけば、強度はもちろん、度重なるフック絡みでイライラが募るトラブルも防ぐことができる。

ぜひ、一般的に推奨されているこの組み合わせで楽しんでいただきたい。
対岸や障害物に引っ掛かったルアーを高確率で回収でき、大型のナマズを素早く寄せて抜き上げられる。そういうパワーがないタックルでは、環境や魚への余計なダメージに繋がる上に、お財布にも大きく影響する。

シーズン前半、産卵を意識したナマズは上流の小河川や用水路(クリーク)を目指す。松本さんのタックルセッティングはコチラ
産卵を終えたナマズは幅の広い本流に戻り、じっくり休みながら回復する。飛距離も必要になるこの時期のセッティング

昼間にナマズを狙うべきポイントはここだ!

1)水深は50cm以下が中心。魚を目視しやすく、魚との距離が近いのでトップで食わせやすい
2)橋の下や、川岸のブッシュ下など、影になっている場所(特に晴天時)
3)堰堤落ち込みや、用水路などからの流れ込み(産卵前など食い気の高い魚が多い)
4)水中に繁茂するウィードの周辺
5)中州の下流側など、流れがあたらず淀んでいる場所

上流域はポイントだらけ!ルアーロストに気をつけてカバーギリギリを狙いたい

ルアーはトップウォータープラグが基本にして王道!でもそれだけじゃない!

ナマズ釣りでは、ノイジーをはじめたとしたトップウォータープラグで釣るのがスタンダード。それはデイデームにおいても変わらないが、DVD「デイナマっ‼」本編で松本幸雄さんは、魚の反応に合わせて多彩なプラグを使う理詰めの攻略を紹介している。
中でも必見なのが、ナマズ・ライギョの釣りにおいて「エサ」、「邪道」とも揶揄されるスピナーベイトの活用法だ。
晴天の真昼間、人的プレッシャーもかかっているのか、トップに出切らないナマズに遭遇した松本さんは、ルアーをスピナーベイトに替えて数キャスト。そして次にセレクトしたサーフェスクランクで予告通りのバイトシーンを披露する。
スピナーベイトで食わせるのではなく、魚の活性を上げるために使用したのだ。

“釣れない魚を釣れる魚に変える”このテクニック。限られた釣り座で1匹でも多くの魚を獲るために考え抜く、エリアトーナメントのトップ選手だからこその離れ業ではないだろうか。

松本さんが開発したロデオクラフトの「プップ」は、デイナマゲームに必要な要素が詰め込まれた人気ルアー。クリアがベースのこの3色それぞれに有効な場面がある
初場所でのサーチベイトとしても有効なスピナーベイト。ブレードへの反応も注目しよう

見えるからこそ悩ましい…。魚の反応に対応するには膨大な経験が必要だが…

「バイトする」、「チェイスする」、「逃げる」、「無反応」、見える魚の近くにルアーを通した時の反応は、大きくこの4つではないだろうか。
前述のスピナベ活用法然り、それぞれに対して最適な次の一手を打つには、膨大な数の魚と対峙した経験がなければ難しいが、優れた先駆者に学ぶことができれば、自ら経験する時間を一気に短縮することができる。

情報が簡単に手に入ると思いがちな現代だが、聞くところによれば、レベルの高いアングラーであればあるほど、出演するメディアによって公開する内容を厳選し、出し分けているらしい。当然、無料と有料の情報では濃度の差は歴然である。

釣りの専門テレビ局がDVD作品として制作した「デイナマっ‼」は、ルアーの紹介カタログではなく、テクニックと思考法のカタログ。約85分に及ぶ映像にはノウハウが詰まりすぎており、とてもこの場では書ききれない。

画像でその一部を紹介するが、大事なのは「松本さんはなぜそうするのか?」という理由を知ることである。このハイシーズン、1回でも多くの水面爆発を堪能したいナマザーの皆さんは是非「釣りビジョンVOD」で本作を何度も見返して頂きたい。

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食いがシブイ時に多用するアップ(上流)方向へのキャスト。移動距離を短く、アピールを増すためにロッドでシェイクさせながら引く
捕食のスイッチが入ったナマズが水門の陰から現れた
ルアーの後ろに出るバイトをどうやって掛けるか。「ヌルヌルなま~ず」、「デイナマっ‼」では様々な対応法が紹介されている
基本的に針は大きい方が掛かりは良い。刺さりが良く、外しやすいバーブレスが望ましい
根掛かりは有望ポイントを潰してしまう、最も避けたいミス。状況にあわせたフック選択で対策しよう
ダウンなど、ルアーの移動距離が短いピンスポット狙いの場合はお腹のフックに食ってくる

施設等情報

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マル秘テクニック満載の動画はこちら!『デイナマっ!!』
デイナマゲームの火付け役となった動画『ヌルヌルなま~ず 2』ナイターより釣れる!?これがデイナマっだ!!

施設等関連情報

ナマズは日本全国がフィールド。
愛らしいナマズたちと末永く遊んでいくために、
特に入門者はマナーに気を付けて楽しんでもらいたい。

・コンクリートへの直置き、長時間の撮影は厳禁!
・ポイントは水田など人間の生活圏の近く、
 違法駐車や騒音など迷惑行為は厳禁!
・釣れたポイントをSNSなどで無暗に公開しない!

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

尾上 慎也 釣りビジョンの番組の面白さに魅せられ、報道記者から転身して10数年。営業、編成などを経て、現在はデジタルサービス部で釣りビジョンVODの編成、SNS等を担当。好きな釣りは渓流&エリアトラウト、エギング、ジギング、シーバス、ブラックバスなど。

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