実釣2日目は大潮の初日。前日の夕方に、プリスプポーンのバスが体を温めるためにいったん2~4mくらいのミドルレンジのストラクチャーに集まりつつあるのを感じた哀れな語り部。急遽、翌日も釣りをすることにした。朝イチから有望スポットでサイコロを振り始める。すると…釣り開始から30分後にヒット! ジャークした直後に明確なバイトが出た。ドラグを使いながら丁寧にファイトをして…ネットイン! 58cm、3400g。前日にバラしたのと同じくらいのバスだ。ここから連発するか?…と期待したが、アタリはあった気がするものの、しばらくヒットはなし。15時近くになってようやく2匹目をキャッチすることができた。その後、同じ場所で1度バラシがあったが、そのまま納竿となった。実釣した2日間の結果はというと…。初日は推定40~50cmクラス(未計測)を2匹キャッチ。推定50cm台後半クラスを1匹ラインブレイクでバラした。2日目は5~6回バイトがあった気がしたが、獲れたのは58cm、52cmの2匹。2日間で合計4匹、最大58cmだった。今回のタイミングが個人的に得意な春の大潮直前~大潮初日だったことを考えると、正直、「やっぱサイコロすげー!!」…というほどの大成果ではない。狙ったエリアにはベイトも多く、得意な釣り方に徹すればもっと釣果を伸ばせたかもしれない。しかし、慣れない釣り方で今の簡単でない琵琶湖を思えば、かなりの実力と感じる。そして、意外だったのが、やってみるとこの釣りはなかなか面白いのだ。同じアクションを続けるなかで、繊細なアタリを取り、掛けていく。ちょっとワカサギ釣りやエギングのような趣もある。ルアーの姿形だけでセコ釣りとバカにして、食わず嫌いはもったいない。今はこれが最もストロング…かもしれないのだから。