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【怪魚】ウマすぎる南米アマゾン魚食グルメ〈3選〉釣って食ったら至高の味だった!

2023年10月15日公開

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これまで各大陸の奥地を旅して、さまざまな怪魚(淡水魚)を食べてきた、この哀れな語り部(←筆者のことです)。釣り人憧れの怪魚でありながら、食材としても超一級品、そんな二刀流の魚たちをランキングしてみた。

3位 ピーコックバス

世界一のゲームフィッシュとの呼び声も高い、南米のスーパースター。また、ピラニアと並んでアマゾンでのキャンプ釣行でよく釣れる魚であり、主菜となる魚。ピーコックバスは現在15種に分類されていて、それぞれ生息地が異なる。語り部はその半数以上を食べているが、それぞれ微妙に味が違うのも興味深い。

なかでも一番美味いと思うのは、アマゾン河支流のネグロ川やオリノコ河水系に生息するボルボレータ(キクラ・オリノセンシス)と呼ばれる小型種。世界中からネグロ川へ遠征するアングラーは多く、その目当てはアスーと呼ばれる特大種のピーコックバス。しかし、食事用にキープされるのは本来のターゲットではないボルボレータの方。型は小さいが食味の質がはるかに上なのだ。

焚き火でバター焼き、塩焼きで食べるのが常套。身離れのよい肉にライムやファリーニャ(キャッサバイモを加工したふりかけ)をかけて食べると…脂が乗っていて、臭みがなく、かつ上品な旨みを楽しむことができる。

また、刺身にしても実に美味かった。アマゾン奥地へ行くなら醤油とワサビは必須である。

2位 ピラルク

世界最大級の淡水魚として知られる、ピラルク。語り部は釣り堀でしか釣ったことはないし、アマゾンでもまぐれで釣れるような魚ではないので、今のところ自分で釣って食べた経験はない。食べたのはアマゾン最大の都市・マナウスのちょっといい感じのレストランだった。

ここのメニューで目についたのが…ピラルクのステーキ。安くはなかったが、これは挑戦せねばなるまい。提供されたプレートは、黄色いパエリアの上に乗った白身魚のステーキ。その上には刻んだトマトが色を添える、立派な料理だ。

食べてみると…ほう…美味い。柔らかくジューシーな鶏肉というか…鶏とカエルの中間のような食感である。そう、あえて例えるならばフロリダで食べたワニの尻尾に近い(あれも実に美味かった)。魚にしては身がしっかりしていて、なるほど、ステーキにしたくなる気持ちもよくわかる。

 

1位 パクー

栄えある1位は……パクー!! …え、ご存知ない? 確かに怪魚としての知名度はいまひとつというか…怪魚なのかも微妙ではあるので…ちょっとこの魚について説明しよう。

パクーとは1種の魚ではなく、カラシン目セルラサルムス科に属する草食性の魚の総称である。一見、ピラニアによく似ているが、分類上も近く、ざっくり、その草食版と思ってもらえればよい。

語り部は何種類ものパクーを食べたが、その食味はどれも素晴らしくよい。
アマゾン河の支流・シングー川で釣りをしていたときに、ルアーに大きなタンバッキー(パクーの一種)が掛かったのだが、普段はランディングを手伝わないボートマンがこのときばかりは目の色を変えて飛び出してきて、ボート縁で尾ビレを掴んで引き上げた…。それくらい、別格に美味いのだ。

塩焼き、バター焼き、フライ、スープなどでよく食べたが、どう料理しても美味しい。適度に脂が乗っていて、燻製のような芳しい香りと芳醇な旨みがある。とくに、腹の周りの肉は柔らかく、上質な脂が乗っていて、極上の美味しさ。また、各ヒレはフライなどにするとこれまた絶品。捨てるなんてとんでもないのだ。

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この記事を書いたライター

望月 俊典
千葉県九十九里町生まれ。雑誌『Rod and Reel』副編集長を経て、フリーランスの編集/ライターとなる。海外の秘境釣行も大好きで、『世界の怪魚釣りマガジン』の立ち上げ&制作を手掛けた。現在は、琵琶湖事務所で仕事や釣りにいそしむ。著作は『バスルアー図鑑』(つり人社)。ちなみに、学生時代に、ネッシー(といわれているであろう現象)を目撃&撮影したことがある。
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