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【ブランド鱒倶楽部・イタダキマス(頂鱒)】キャッチ&リリース派も持ち帰ると評判の最上級ニジマス!

2023年04月14日公開

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エリア(管理釣り場)のターゲットと言えばニジマスを筆頭とした各種のトラウト。最近では養殖技術の向上によって、特性がより濃く現れる品種や掛け合わせによる『ブランド鱒』と呼ばれる品種が生産され、各地のエリアで人気となっている。様々なブランド鱒の特徴と魅力を探りたいシリーズ。今回はイタダキマス(頂鱒)にフォーカスする。

最高の食味を目指して生産されたニジマス

今回、注目するブランド鱒はイタダキマス。漢字で表記すると頂鱒。「頂点を目指すニジマス」からネーミングされたという人気急上昇中のブランド鱒だ。栃木県や群馬県の釣り場を中心に、各地のエリアで出会う機会のあるニジマス系のブランド鱒だが、その評判はとにかく超美味であること。それゆえ、普段は魚を持ち帰らないキャッチ&リリース派のアングラーであっても、イタダキマス(頂鱒)なら喜んで持ち帰るとも言われている。
ちなみに、この魚を生産するのは、栃木県の神山水産。食味にこだわった最高級のニジマスを目指して生産されたのが、このイタダキマス(頂鱒)だ。通常のニジマスよりも長期間、成長し続ける個体を選別し、そのなかでも姿形のよいもの同士を掛け合せて、良質なエサによって管理・生産。そのためプロポーションがよく、抜群の食味を誇るというわけだ。

その味わいは極上。脂が乗った良質な赤身が口の中でとろける~!

この魚の特色は、なんといってもその食味。エリアのターゲットとしてだけでなく、すでに食材として認知されるほどのブランド鱒であるため、このイタダキマス(頂鱒)を釣ったのなら、存分に味わいも楽しみたい。しかし、なぜ、そんなにも美味いと評判なのだろう? その秘密は、時間をかけた選抜育種であることに加え、神山水産が独自に配合した良質なエサによって育成されているからだ。イタダキマス(頂鱒)のエサには身を赤くする要素で抗酸化作用のあるアスタキサンチンと、オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸が多く配合されている。この独自のエサによって丹精込めて育てられているため、脂の乗った美しい赤身となるのだ。そんなイタダキマス(頂鱒)の美味さをダイレクトに実感したいなら、まずは刺し身で味わうべき。

 

ルアーの色をエサに合わせるマッチ・ザ・カラーも効果的

正直、効果的なルアーは、ターゲットのサイズや釣り場の環境、そして放流のタイミングによっていろいろだ。ある意味、エリア用のルアーであれば、どんなルアーにでも釣れるチャンスはある。エリアでの必釣のキモは『レンジ』『アクション』『カラー』を合わせること。なかでもカラーは、魚に口を使わせる最後の要素。だが、放流魚に赤金が効くことや、ある釣り場で爆発的なカラーが有効となるようなケースも多い。そんな色的なアプローチでは、魚のエサであるペレットに寄せたペレットカラーに頼るのもひとつの方法。キリフダとして、イタダキマス(頂鱒)が食べているペレットに似たカラーのルアーも忍ばせておきたい。

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この記事を書いたライター

宮崎 紀幸
東京は多摩川のほとりに住まうフリーランスライター。
地元・多摩川での釣り&野外活動を楽しみつつ、自身でもトラウトやシーバスなどのルアーフィッシングを嗜む。冬はカワハギ釣りにも熱くなる!
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