魚が釣れたのは8人中5人で、リミットをそろえたのはたった2名。今年好調を維持してきた須田さんは3匹で715g榛名湖のプロガイドでもある長井さんは、群馬チャプターで年間ポイント1位の凄腕だ。この日も5匹釣ったには釣ったが、上位3匹合計で1081g。俺が勝手にライバル視している山田さん(山田祐五さんではありません)は、同じ群馬チャプターで年間3位の実力者ながら、255gが1本。山田「というわけで、優勝は1290gでモッチーさんです!」モッチー、まさかの優勝!ガッツポーズが出た!ビッグフィッシュ賞も獲得。午前中はウィードのアウトサイドにいたバスを狙っていたが、午後はダウンショットのリーダーを長めにして、シンカーをウィードの中に入れ、サイコロラバーだけウィードのアタマから出るイメージで使っていたらしい。山田「ところで鉄平さん?これは何かの間違いですか?80グラムのバスって……存在するんですか? この世に」横沢「俺も測ってみて目を疑ったんだよ。kg表示で0.08って、小数点以下第2位って初めてだよ。スケールが故障してるんじゃないの?」山田「え~と、それはないですね」横沢「俺って、ダウトに出ると1匹だけ釣れて、釣れた人の中ではビリってことがよくあるんだよね」望月「逆にそれって、難しいですよね?横沢さんはそういうバスの釣り方を知っているんですか?教えてください(笑)」横沢「テメー、調子に乗るなよ!(笑)」『教えてください』という言葉が出たということは、まだ師匠であると認識しているらしい。モッチーは、当初1戦のみのスポット参戦のつもりだったが、結局9月に開催されるダウトの最終戦にもエントリーすることになった。