結局、午前一匹、午後三匹のまま日が暮れてしまって、西米良のニジマス釣りはちょっぴり無念を滲ませて終わった。その帰り道に、師匠はドライで四匹掛けたことをほめてくれた。特にドライフライはキャスト八割、その八割の、まあ半分くらいは上達していたな、とおっしゃる。この日、多い人でも五、六匹と聞いていたので私の四匹はまずまずではなかろうか、と自画ジーサン。往復600km、日帰り、全部師匠の運転だった。弟子のためにいろいろ無理をしてくれているのが分かって、なかなかの師匠ぶりであった。