【前編】でご紹介しきれなかったノーシンカーリグでの、川村流カラーリングのヒントをコラムでお届けしよう。「目立たせたければ『バブルガムピンク』が一番。薄暗いときや濁っている状況でもバスに気づいてもらいやすく、勝負が早い。また、キャスト飛行を目で追いやすく、キャストも決めやすい」「『ツチガエル』はよくバスに食べられているカエルの色に近く、ダークグリパンペッパーそのもの。ベースカラーと言っていいです。バスが下から見上げたときのシルエットもはっきり出るので、ナチュラルかつバスからの視認性の高い色ですね」「『トノサマ』は透けたウォーターメロンで、 実用的なカエルイメージのカラーながら、視認性はいい。それでいて透け感はあるので、バスからはきつすぎない。ハイプレッシャーや晴天時、クリアウォーターに合います。色合いはちょっと弱々しいのにアングラーからの視認性はいい。『ツチガエル』とちょうど対照的ですね」「カエル系カラーではないけど、よく釣っているのが『スモーキンベイツ』という色。松本幸雄さんからリクエストがあったカラーで、スクーパーフロッグはカエルだけじゃなくてブルーギルのイメージで使うと、もっと釣れる場面が増えますと言われたことがきっかけですね。もともとスモークカラーは、食い渋ったときに欠かせないルアーカラーなんですが、スクーパーフロッグにおいても、低活性やハイプレッシャーのとき、ブルーギルが多いときなどに適しています」もちろん、ほかのカラーにも特徴と効果的な状況があるので、興味のある人はボトムアップのホームページで確認して欲しい。