オリキンが用意したロッドはシャロークランキング用とオープンウォーター用の2セット。マグナムクランクは抵抗が大きい部類なのでロッドもそれなりのパワーが不可欠だ。「メーカーによっても違いますけど、パワーでいったらH~XHくらいは欲しいですね。キャストする時に適度に曲がるレギュラー気味のテーパーがいいと思います。ショートキャストでピンを狙っていく釣りであれば長さは7フィート弱がベストかな。逆にディープランナーをオープンウォーターで潜らせて使うようなときは短くても7フィートはあったほうがいいでしょうね。深く潜るというメリットを活かすにはキャスト距離も必要ですし、遠くで喰ってきたときのフッキングも長いほうがストロークを取れるので有利です」巻き抵抗の大きいマグナムクランクはノーマルorローギアを選ぶ人も少なくないはず。けどオリキンはハイギアをメインに使う。その理由は「ローギアは巻くスピードも速くなるので障害物に当たった時に瞬時に止めにくいですよね。それとさっきも言ったように、マグナムクランクはストライクゾーンを想定して使うので、助走距離と回収を考えるとハイギアのほうが効率いいんです。スピードがあったほうが喰う魚もいるし、総合的に見るとハイギアのほうがいい」とのこと。ローギアではルアーのスピードに限界があるが、ハイギアでスピードを遅くすることはできる。そう考えるとハイギアの方が便利なのかもしれない。