午前11時を過ぎた頃、のんびりと皆の釣りを眺めていると一際大きな歓声。堤防の先端に駆け寄ると、中野弟の竿が大きく曲がり必死にリールを巻いていた。「デカいぞ、頑張れ!」。杉崎さんの声援を受けて姿を現したのは、この日最大の30cmに迫るイスズミだった。前回の釣行でも30cm超えのタカノハダイを釣り上げた中野弟。その後、麗ちゃんがメジナを釣り上げた場所で昼食休憩。正午になったので、私がゆっくりと道具の片づけを始めていると、昼食後も粘り強く釣りを続けていた中野父に、ようやく手応えのある魚がヒットした。外海で投げ釣りをしていたが、慎重にリールを巻き上げて釣り上げたのはオオモンハタ。父の活躍に息子たちも大喜び。中野兄弟のこの日の釣果は、兄が30匹で弟が35匹。兄弟そろって自己ベスト釣果を達成した。メンバー全体ではタカベ、イサキ、メジナ、イスズミ、カサゴ、オオモンハタ、オヤビッチャ、スズメダイ、ネンブツダイの“九目釣り”を達成。数も100匹を超えたが、食べる分だけ持ち帰り、残りはリリースした。今回は天候にも釣果にも恵まれて、最高のファミリーフィッシングになった。来春もこのメンバーで釣りに出掛けるのが、今から待ち遠しい!!