3連結ボディのダウズスイマーシリーズは、アングラーの入力により理想のS字アクションを描く。プロデュースしたのはダウザーこと秦拓馬さん。元JBトップ50プロではあるが、現在はバスだけに留まらずソルトから世界の怪魚とゲームフィッシュの垣根を取り払って渡り歩く釣り人だ。「ダウズスイマーはもともとバス用として開発されましたが、ソルトウォーターでも試したところ、ものすごく反応がよかったんです。ただ、唯一物足りなかったのが飛距離だったんです」そう語ってくれたのは、開発担当の北村大樹さん。ダウズジャークのネーミングからもわかるように、基本コンセプトはジャーキングではあるが、バス用ミノーのそれとは若干ニュアンスが異なるようだ。「一般的にバス釣りのジャーキングはミノーを左右に飛ばしてポーズで止めますよね。このダウズジャークはリップがないのでジャークしても左右に水を切るようにスライドします。それでいてロールは控えめなのでラインがフックに絡みにくいです。また、重心移動システムを搭載しているので飛距離が格段にアップしました。とくにソルトウォーターの釣りでは飛距離が大事な場面も多いですからね」。一見するとペンシルベイトのようではあるが、ターゲットレンジは水面直下から1mくらいまでのスローフローティング仕様。バスはもちろん、海の青物から世界の怪魚まで対象魚はボーダーレスだ。