個性あふれるコンセプトと確かな釣果で、バス、ソルト、怪魚界で異彩を放っている忍術系ブランド「ドランクレイジー」。そのイチオシにしている新製品が、実は逆輸入モデル? 代表を務める「リアクレ」こと上田純也さんに詳しい話を聞いてみた。「このスキブルは、もともとマレーシアでトーマンがめちゃくちゃ釣れていたワームなんです」。トーマンとはライギョの仲間で、非常に巨大になる種だ。東南アジアでは比較的ポピュラーなゲームフィッシュ。ドランクレイジーは東南アジアでも有名なのだ。「トーマンはベビーボール(稚魚の群れ)についてる魚や、呼吸で浮いてきた魚を釣るような方法が一般的ですよね? でも最近はカバーの奥に潜んでいるトーマンを釣る新しいパターンが注目されています。ノーシンカーをスキッピングさせてオーバーハングの奥に入れるような釣りですね。このワームはフローティング素材の堅めのエラストマーで作っているので、PEラインであっても簡単にスキッピングでブッシュの奥に入れられるんです。それを試しに日本で使ったら、バスもものすごく釣れたんです。だから急遽逆輸入して、日本でも売ることにしたんですよ」基本的なアクションは左右のダートだが、複雑な形状をしているテールは小魚が尾びれだけを動かして逃げるような、そんな波動を出すという。そのほかにも、高比重ワームの「ベンジー」、超リアルなフロッグ「ウィッパー」など、注目の新ワームが合計3種リリースされる。個人的にはウィッパーが一番欲しいなあ。