――難しい魚種を釣るには何かコツがあるんですか?ヒロセ「さっきのヒラメの話とは逆に聞こえるかもしれませんけど、やっぱり少しでも釣れる場所、釣れている場所で釣ることですよね。難しい魚種ほど行き当たりばったりで釣れることはまずありません」――情報ですか。ヒロセ「ただオレッチは人づてよりも実践です。だからオレッチの釣りには本番がないんです」――本番がない? どういうことですか?ヒロセ「取材は次の取材のプラクティスなのです。釣れればそこでやるし、釣れなければ別のところにいく」――う~ん、なんかすごいですね。ヒロセ「もちろん1回1回全力で釣っていますが、常に次の取材のことは考えています」――なるほど、だからあんなにスーンとしているのですね。ヒロセ「考えているのです」――釣らなきゃならないというのは厳しいというか、果てしないというか。ヒロセ「ゴールのないマラソンです。決まった~!」――それは武藤(敬司)選手のパクリです。ヒロセ「まぁとにかく前回もいいましたが、趣味で楽しむ分には無理して『これを釣る!』とか決めないで、その時に釣れている魚種を釣れる場所で釣れる釣り方で釣るのがイチバ~ン!じゃないでしょうか」――となるとこの時期(4月)からのおすすめの魚種は?ヒロセ「やっぱりバス釣りが楽しいんじゃないですか。あるいは、難しいですけどあえての春アオリ。釣れればでかい…からこそ、ある意味運試し。自分がモッてるかどうかを確かめるのもいいと思います…餌木蔵を! 決まった~!」