オフショアマガジン
2010.4.1号

あい川丸・神奈川県金沢八景
リレー船で狙う旬のLTアジ&メバル釣り!

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1粒で2度美味しいリレー船

「リレー船(釣り)」という沖釣りプランをご存知だろうか。通常は出船すれば終日同じ対象魚を狙うが、リレー船(釣り)では途中で対象魚をガラリと変えて2種類の釣りが楽しめる。今回はそんなリレー船を得意としている金沢八景『あい川丸』」のアジとメバルのリレー釣りを紹介しよう。

店舗の様子
釣船

ちなみにタイトルの「LT」とは「ライトタックル」の略。ブラックバスを始めルアーフィッシングファンなら馴染み深い言葉だが、要するに軽い仕掛けを使っての釣りの総称。軽い仕掛けを使うということは、竿、リール、糸と全てがライトになるので通常タックルとは区別し「LT=エルティ」と呼ぶ。
※LTの特性などの話はまた別の機会で詳しく説明したい。

メバルからスタート

『あい川丸』」は、“八景島シーパラダイス"のある金沢八景から出船する。一言でいうならば「アットホームで居心地の良い船宿」である。船長も女将さんもとても気さくでざっくばらんな話ができるのもいい。
乗船までの段取りは、船が係留している桟橋目前にある待合所で受け付け(乗船名簿に氏名・住所・連絡先を記入し料金を支払う)を済ませ、船に乗り込み釣り座を決める。車は待合所の前に駐車できるので道具の上げ下ろしも楽。キーは預けておくのを忘れずに。
出掛けたのは3月26日(金)。天気予報は曇りのち晴れ。常連さんや親子連れ、沖釣り歴数回の人まで様々な8人が乗船した。
出船は7時半。まずはメバル釣りからスタート。出船して間もなく、野島の水路を抜けた所で船のエンジンはスローダウン。「まずはここからやってみましょう!」と船長。目の前はそれこそ“八景島シーパラ"だ。最初は岸壁近くを流して行くとポツポツと釣れ出した。

お客さんヒット!
親子揃ってヒット!

ここでメバルの仕掛けと釣り方を簡単に説明しよう。詳しくは仕掛け図を見てもらいたいが、胴付き3本バリでオモリは25号。ちなみに胴付き仕掛けとはバスフィッシングで言うところのダウンショットリグだ。オモリが一番下にあり、その上にハリが付いているのでイメージしやすいはず(仕掛けは船宿で売っている)。餌は活きた藻エビを使うが、付け方には工夫がいるので初めての人は、出船前に船長に聞いておこう。

藻エビ(体長約3~4cm)
仕掛け&オモリ25号
[動画]あい川丸紹介、相川和万船長

“向こう合わせ"が基本

『あい川丸』流の釣り方は、いったん底までオモリを落とし、リールを1、2回巻き、常にオモリが底から少し浮いた状態でアタリを待つ。メバルは中層に居る魚なのでそれでOKなのだ。あとはアタリがあってもルアーフィッシングのように合わせてはいけない。難しいことは抜きにして竿がググッ~と入れるのを待ってゆっくりと巻き上げるだけで大丈夫。要するに“向こう合わせ"の釣りである。間違っても「電撃フッキング~!」と大合わせをしないように(気持ちは分かるが!)。

その後、そのポイントに見切りをつけ金沢八景沖に移動。これが大当たり。次々と良型メバルがヒットし出した。ここは船長とっておきの場所だそうで、一荷(ダブル)も当たり前で船長もホッとひと安心。

良型メバルのダブル!
思わず食べちゃう!?(笑)
これが揃えばバッチリ!

「あと10分くらいでメバルは終了、後はアジ釣りになります」とのアナウンスがあったタイミングで遅まきながら竿を出してみた。実は、バスフィッシングの観点からエビメバルの新たな可能性を探りたくて事前に船長と相談し、6.8ftのバスロッド(Lアクションのスピニングタックル)を持参していた。しかし、釣り人の画が撮れないうちから自分で竿を出すわけにはいかない。いよいよ“解禁"である!

3投で2尾のメバルゲット

今回は、あえてバスタックルなので4ポンドのフロロラインにお店で買った胴突き仕掛けをセット、シンカーも20号を付け、底まで一気に落としリールを2回転巻いた。すると、1投目からブルブルッとアタリ。そのまま追い食いを待ったがアタリはなし。ゆっくり巻き上げ20cm級をゲット。2投目もアタったが、魚は乗らず…3投目は15cm級をゲット。ここで時間となり終了。今回は残念ながら特別何も試せなかったが、バスタックルがそのまま使えたのは収穫!まっ、10分弱で2尾釣れたから良しとしましょう。本当は浅い場所で磯の誘導式フカセウキを使った“ノーシンカー・藻エビ"とか“ライトキャロ・藻エビ"とか“まんまダウンショット・藻エビ"とか色々用意してたんだけどね。それはまた次回機会があれば試してみます。

第2部に突入

やったりました!
さてさて、リレーも第2部“LTアジ釣り"に突入。場所は、メバルのポイントと5分と走らない所。実は『あい川丸』では、航程10~15分で移動できるような釣りものでリレー船の釣り物を構成している。更に港からも至近距離ってことも考慮しているのだ。「だってその方がお客さんも楽でしょう」と船長。

LTアジの仕掛けと釣り方も簡単に説明。30号ビシのテンビンに2本バリ仕掛け。コマセはイワシのミンチで付け餌は青イソメ。指示されたタナの少し上で数回竿をシャクってコマセを撒き、指示ダナをキープし待っていればOK。初めてアジ釣りをする場合や釣り方に不安のある時は、出船前に遠慮なく船長に聞くのが正解だ。『あい川丸』は、むしろそのようなお客さんこそ大歓迎。誰だって始めは初心者、心配、遠慮、はずかしさはこの際脇に置いといてどんどん船長に聞こう!ちょっと教わるだけで釣果は急上昇するはずだ。

メバル釣りタックル図
アジ釣りタックル図
コマセはイワシミンチ
付けエサは青イソメ
30号ビシのテンビン仕掛け
ハリスとの間には輪ゴムでクッション

多彩なゲスト

この日、アジ釣りは、最初苦戦したが潮ぐあいの関係か後半ヒット連発。また、“本命"以外にもイシモチ(シログチ)、カサゴ、シロギスなんかが交じり、オカズには事か欠かない釣果。ハッキリ言って“LTアジ五目"なのだ。そんなわけでアジ釣りも画が十分撮れた。終了まで残り1時間弱となったところで張り切って釣り開始。やはり何事も自分で体験しなければ良い記事は書けない!のである。
しかし、この日の釣り人は皆良い人だった。取材ということを良く分かって頂き、釣れてない時などは「ごめんね~協力できなくて」とか「俺たちが釣らなきゃアンタの仕事になんね~よな」等々。

美味しい八景沖のアジ
イシモチ
カサゴ
ダブルも

そんなこんなで14時40分に沖上がり(現場での終了時間)。港までは10分そこらで着いてしまうこの近さも魅力だ。言い換えればこれだけの近場でこれだけの素晴しい漁場があるということが驚きだ。ここは、大都市・横浜沖の海なのだ。

絶品!!女将さんのお手製うどん

帰港すると女将さんが笑顔で出迎えてくれた。お手製のうどんなどを振舞ってくれるのだが、これがまた旨い!心地よい疲れと多少冷えた身体には汁ものが丁度良いのだ。

絶品うどん
今日の反省会?

最後に桟橋で船長からのメッセージがあるので是非動画を見て欲しい。また、女将さんが紹介してくれる簡単料理も動画でご覧いただけるのでこちらも必見だ。
誰が作っても美味しくできる「メバルの酒蒸し」と「イシモチの中華蒸し」は絶品!これならお父さんもお兄ちゃんでも「よし今日は俺が料理してやる!」と家族や恋人やお友達にも超自慢できる一品になること間違い無しである!

[動画]メバルの酒蒸し
[動画]イシモチの中華蒸し

この記事を読んで『あい川丸』に行ってみたくなった方は「釣りビジョンの記事を見た」と言っていただければ「話しが早い」のでお問合せの際には是非ひと言お願いします。レンタル道具も充実しているのでクーラーBOXひとつ持って出掛けてみよう!

(鈴木 恭介)

今回利用した釣り船
金沢八景:あい川丸
〒236-0028 神奈川横浜市金沢区洲崎町23-6-201
TEL:045-786-9700(定休日:毎週木曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
あい川丸ホームページ
出船データ
LTアジ&メバルリレー船料金:¥8000-(エサ&氷付き税込)※期間:4月1日~6月末予定
出船7時半~14時30分頃終了予定
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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