オフショアマガジン
2010.6.1号

吉野屋・千葉県浦安
東京湾の“梅雨アナゴ”本格シーズンに突入!

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連日の好漁に賑わう東京湾の“ブランド魚”アナゴ。アクアライン・海ほたる周辺の盤州から木更津沖までと広範囲で釣れており、サイズも大中小交じりで魚影の濃さも申し分ない!釣っては釣り人を熱くさせ、食べては家族を喜ばせる絶品アナゴ。いてもたってもいられず、ワサビ醤油で頂く香ばしい白焼きを求めて5月17日、浦安『吉野屋』の“リレー船”に乗った。

シロギス・アナゴのリレー船

午後1時出船
まずは“天ぷらネタ”のシロギスを釣り、夕方からはアナゴ。そんな欲張りなニーズに応えてくれるのが、午後1時出船のシロギス・アナゴの“リレー船”だ。早速、船に乗込んで船長の石原一樹さんに状況を聞いてみた。 「濁り潮を嫌っているのかシロギスは厳しいですよ。アナゴの方が釣れるかも。昨日なんかシロギスを探して富津まで走り、木更津でやって最後に中の瀬の外れでようやく型が出ました」。シロギスは“安全牌”と思っていたが、少々甘かったようだ。

上乗り・栗林晋さん
良型のシロギス
良型のダブルヒット

シロギス釣りスタート

船着場を離れておよそ40分、まずはシロギスを狙うべく中の瀬に到着。横浜ベイブリッジを眺めながらのんびりとスタートした。 水深18m、この時期としては少々深い。また、潮色も船長が言う通り、焦げ茶色に濁っていたのは気になったが、開始と同時にポツリポツリと釣れ出した。潮の流れが速いので、左舷胴の間(中央)が釣り座の私は、置き竿で船下を狙った。すると間もなく“プルプルッ”と竿先にアタリが出て、丸々と太った15cm級のシロギスが釣れて来た。 しかし、全体的には、単発のアタリが多く数が伸びない。船長はアタリが途切れると小まめに移動を繰り返し、拾い釣りが続いた。後半になって少し潮が緩んだので、試しに15m程キャストしてゆっくりとサビいてくると竿先に小さなアタリ。大きくゆっくり合わせると、小気味良い手応えで乗って来た。釣れて来たのは20cm弱の良型で、その後もピンギス(小型)は全く交じらなかった。この日感じた事は、小さなアタリをきっちり合わせて行かないと、餌だけしゃぶられてしまう。やはり、釣りは竿先に神経を集中していないとダメという事である。 結局、イシモチ(シログチ)交じりでトップは32尾。釣る人はきっちり釣っていた。置き竿がメインの私はイシモチ1尾シロギス6尾と辛うじて天ぷらネタは確保できた。今後潮ぐあいが好転すれば、浅場で小気味のいい引きと数釣りが楽しめるはずだ。

こちらも良型
良型が揃った
リレー船製!エビ天入りうどん

大型揃い、盤州のアナゴ

東京湾の夕日
午後6時。綺麗な夕日がアクアラインの西側を赤く染める頃、海ほたるの北側、通称「盤州」でアンカーが下ろされた。すでに5隻程の釣り船が船団を形成していた。 「潮が濁っているから明るい内から食うよ。仕度できた人は早くやってみて」と、船長がアナウンスしたそばから、船内でバタバタとアナゴが上がり始めた。それも40cm級が多く、どれも太い「このサイズはワサビ醤油で白焼きが美味いよ!」と船長。気がつけば、シロギス釣りでは、のんびりムードだった船内の雰囲気は一変、全員が竿先に神経を集中させていた。 ならばと、画撮りをしながら私も道具を下ろしてみた。船内の様子を伺っていると、船長が「取材中でも竿先から目を離さないようにね」と私の置き竿を巻き始めた。またしても40cm級の良型に顔を見合わせニンマリ。

『吉野屋』夜アナゴ船
アナゴ釣りスタート
40センチ級のアナゴ

肝心要の餌付け

さて、アナゴの餌付けは「大きくたっぷり」と言われるが、慣れていなければヌルヌル滑るアオイソメを素早く付けるのは難しい。その餌付けを石原船長に実践してもらったので是非、動画を参考にして頂きたい。餌付けが早くなれば手返しに繋がり、それだけチャンスも増える。

石原船長によるアナゴの餌付け
アナゴ仕掛け図

半夜アナゴ船の釣果はトップ37本!

こだわりのオリジナルアナゴ竿
船上のライトが灯り、いよいよ“夜アナゴ”の雰囲気が盛り上がってきた。 ポイント移動も少なく、アタリが途切れるとアンカーロープを伸ばす程度で魚を探して走り回る事もなかった。私も手持ち竿で小突き始めると小さなアタリ。「竿先を海面まで送って一呼吸。道糸を張ってそこでもう一度アタリがあれば合わせる」。石原船長の言うとおりに合わせると確かな手応え。これも40cm級の良型だった。 その後も飽きない程度にアタリは続いたが、合わせの方は決まったりスッポ抜けたりの繰り返しとなってしまった。肝心の餌付けも説明通りにやったつもりが、こちらも慣れが必要でなかなか船長の様に素早くとはいかなかった。 終わってみれば私は、良型ばかりだったものの8本でスソ(最低)。トップは15本で、全員が“おかず”には十分な釣果だった。 下船後の話では、“半夜アナゴ船”の釣果はトップが37本。ポイントも同じで沖上がりもたった30分しか変わらないのに倍以上の釣果とは・・・小物釣りの奥深さを実感した。 4月半ばの試し釣りから好調続きの半夜アナゴ。今シーズンは、まだ当分は楽しめそうな気配だ。 また『吉野屋』では、こだわりのオリジナルアナゴ竿も販売(かなりの“お手ごろ価格”)している。仕掛けやオモリ、集魚ライト等もたっぷり用意されており、貸し道具も完備している。クーラーボックス一つで出掛けても何も心配ない。

良型が揃った盤州のアナゴ
キレイに捌かれたアナゴ
『吉野屋』シロギス・アナゴリレー船

(津端 雄大)

今回利用した釣り船
千葉県 東京湾奥 浦安『吉野屋』
〒279-0004 千葉県浦安市猫実5-7-10
TEL:047-351-2544(定休日:毎週火曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
吉野屋ホームページ
出船データ
(船宿)浦安・吉野屋=047-351-2544
(料金)シロギス・アナゴリレー船=餌、氷付き9,000円
(午後1時出船、8時30分沖上がり)
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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