オフショアマガジン
2010.7.1号

SHINSEIMARU・静岡県清水港
豪華賞品!清水港のシロギス数釣りバトル!!

04_main.jpg
“次郎長一家”で有名な静岡県・清水港。ここで毎年6月、シロギス釣り大会(『清水遊漁船業協会(田辺和義会長)』主催)が行われる。この大会の特徴は、参加者全員に賞品が用意されている点だ。そのためか毎年200人を超える参加者が集まるビックイベントになっている。今年(6月20日)は、不景気と天候不順が重なったためか参加人数が少し減ったが、それでも24隻192人が参加して大いに盛り上がった。

清水エスパルスドリームプラザの対岸から出船!

乗船したのは、清水港でも屈指の大型快速船(15t)『SHINSEIMARU(しんせいまる)』。普段は石花海(せのうみ)のイサキ、石廊崎沖のスルメイカから近場のシロギスまでオールジャンルの釣り物に対応している。
この日の天候は曇り。午前5時の集合時間前には、大会参加者9人が乗船、エスパルスドリームプラザの観覧車を横目で見ながら出船した。午前6時、興津沖に24隻が勢揃いした。田辺会長から無線で、『はい!いくよー!』と開始の合図。大きなエンジン音が鳴り響き、いよいよスタートフィッシング。シロギス釣り大会が開幕した。

出船前みんなやる気満々
一斉にスタート!
仕掛け図

大会ルールは総尾数での勝負!

ポイントの水深は9m前後を狙った
大会のルールは単純明快。
“外道”を除き、シロギスだけをカウント、最も沢山釣った人が優勝である。
釣り場は、興津埠頭から航程5分の興津沖だ。

潮の濁りに苦戦

「はい、いいですよ~!水深9m!」。増田憲光船長の威勢のいいアナウンスで一斉に仕掛けを投入した。船中の初獲物は、大会に飛び込み参加した船長の息子さん。何といきなりダブルでヒット。しかし、後が続かない。回りの船も芳しくない様子。「昨日の雨で潮が濁ってるね。ビーズ玉や蛍光玉のついた目立つ仕掛けを使った方がいいかもしれないよ」と言いながら船長は、目立つ仕掛けを使っていない参加者にすかさず仕掛け交換のアドバイス。しかし、一向に食いは立たない。「普段は、シロギスが絨毯のようにいるんじゃないかってくらいアタリがある場所なんだけどね…」と船長。ここで、仲間の船に連絡をとると、岸よりのポイントで釣れ始めたとの情報。「はい、上げて下さい。少し移動します」と、即座に移動を決断した。

せっかくだから楽しんでいってもらいたいですね!と増田船長
やったね!ダブル!
久しぶりに来た嬉しい1尾です!

“時合”に突入!ダブルのオンパレード!

最初の釣り場よりも少し浅い水深5~7mラインへ移動。すると、それまでの不調が嘘のように釣れ始めた。船中ダブル、ダブルのオンパレード。型こそ小・中型が多いものの食いは一気に上向いた。その中でも尋常じゃない釣れっぷりを見せたのが、右舷大ドモ(船尾)とその前に釣座をかまえた2人組。前半は、手前に釣座を構えた桑名さんが船中1番乗りで20尾に到達したが、そのパターンをいち早く見抜いた大ドモの戸嶋浩明さんが、そこから一気にゴボウ抜き、9時すぎには40尾に到達してしまった。
2人の釣れっぷりを見て、どんな餌を使っているかを聞いてみた。すると、最近話題の“新感覚の餌”のピンクを使っているとのこと。誘い方は様々だが、竿先を上に50cm程チョンチョンと素早く動かして誘った後、アタリがなければ海面から頭上まで大きくゆっくりとあおってみるといった誘い方をしていた。詳しいアクションなどは港へ上がってから戸嶋さんに直撃インタビューしたので動画をご覧頂きたい。

4位入賞の戸嶋さんがワンポイントアドバイス
戸嶋さんの道具一式はこちら!
ピンクの“新感覚の餌”に食ってきたシロギス

嫌われ者だが意外と美味しいギンダベラ

9時半を回り、食いが少し落ちてきた頃、“ギンダベラ”の猛襲。船中で次々とハリに掛かり出してしまった。船長はたまらず船を移動。「ダメだね、変なのばかりくるようになっちゃったから。少し岸寄りをやってみましょう」。清水で言う“ギンダベラ”とはヒイラギのこと。シロギス釣りの“外道”の定番で嫌われ者だが、「ギンダベラは、実は隠れた珍味なんですよ。ヌメリをこすり落として、一日干したら完成。あとは焼いて食べると酒のつまみに最高ですよ」と船長が教えてくれた。

ちょっと船酔いしちゃったけどギンダベラ釣ったよ
最初コツがつかめなかったけど、2尾つれました!
常連さんオリジナル仕掛け

竿頭は77匹の戸嶋さん、全体優勝なるか!?

移動したポイントは清水バイパス沿いにある岸壁から100~200mしか離れていない所だった。移動後、桑名さんの竿にすぐに大きなアタリがあり、21.5cmのこの日船中最大となったシロギスだった。
その後もポツリポツリながら釣れ続き、11時の納竿時間までに77尾を釣った戸嶋さんが船の竿頭になった。船中の釣果は16~77尾、平均30~40尾と前半や途中の食い渋りを考えればまずまずの成績だった。

良型ダブルに思わずニンマリ
21.5cm、綺麗な魚体のシロギス
二人なかよく釣りました!

船中竿頭は大健闘、総合4位

表彰式会場には、大勢の参加者達が結果発表を待ちわびていた。会場内ではカキ氷のサービスなども行われ、表彰式は大いに盛り上がった。
さて、注目の結果発表。1位は山大丸の斉藤寿夫さんの83尾、2位は清光丸の斉藤庸三さんで82尾、3位は山大丸の大木英雄さんの80尾。『SHINSEIMARU』の戸嶋さんは、惜しくも4位入賞で幕を下ろした。

戸嶋さんの釣果
1位~3位に輝いた皆さん、おめでとうございます!

『SHINSEIMARU』のシロギス釣りは8月まで

『SHINSEIMARU』のシロギス釣りは、8月まで楽しめる。港から5~10分の近場が釣り場なので家族連れなどで出掛けるにも持ってこいだ。なお、『SHINSEIMARU』は予約乗合船なので事前の予約を忘れずに。

増田船長!今日の様子はどうでしたか~?
『SHINSEIMARU』釣り物の案内
『清水遊魚船業協会』会長からご挨拶

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
静岡県 清水港 SHINSEIMARU
〒424-0932
静岡県静岡市清水ドリームプ ラザ前マリーナ内
電話番号:0543-53-8880
詳細情報(釣りビジョン)
出船データ
・シロギス大会料金 7,000円(青イソメ1パック・氷付)※2011年開催の場合
・シロギス乗合料金 6000円(餌別・氷付)
 釣船前集合4:30 出船5:00 沖上がり12:00(5~8月)
・天候:曇り。波高0.5~1m、若干のウネリあり
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
プレミアムメンバー