釣りビジョン
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2011.6.1号

梅花丸・千葉県飯岡港
浅場で良型連発!飯岡沖のハナダイ

“手の平サイズ”をイメージしがちなハナダイ釣り。ところが現在、千葉県・飯岡沖では20~35cmの良型中心に釣れている。しかも水深は15~18mの浅場。飯岡港『梅花丸』の梅花武幸船長は、「今年は、例年になく型がいいですね。今なら初めての人でも十分楽しめます」と言う。5月25日出掛けた。

震災から2カ月で再開!

東日本大震災の大津波によって飯岡港沿岸部にあった『梅花丸』待合所は全壊。5号船は全損、主力船だった11号船も壊滅的なダメージを受けた。しかし、約2カ月と言う驚異的な早さで船の修理も終わり5月16日(月)に営業再開。以前の待合所跡地に仮店舗を設置、“OPEN”に漕ぎつけた。午前4時に到着すると、きれいな鯛が描かれた看板が目に止まった。当分はこの看板が船宿の目印になりそうだ。
※現在の船着き場は、震災前と変わっているため下記マップを参照。

『梅花丸』目印の看板
マップ
このサイズが多く交じるから驚きだ

釣り場は航程15~20分の近場

船着き場に到着する頃には、すっかりと明るくなり、朝日が屏風ヶ浦を光々と照らし出した。午前5時に8人を乗せて河岸払い。胴の間(中央)から後ろ6人は活エビ餌のハナダイ胴突き仕掛け。ミヨシ(船首)の2人はひとつテンヤで良型のハナダイとマダイを狙うと言う。ポイントまでは航程15~20分。風もなく最高の釣り日和に恵まれた。

「梅花丸」は「幸丸」の横に係留している
ひとつテンヤは多彩なゲストが釣れる
14g、21g、30gのテンヤをメインで使う

タナは下から3m!?

[動画]船長より営業再開のご案内♪
ここ数日の状況を船長に聞くと、「最近の傾向として喰いが活発になると反応が上ずってきます。そんな時は大抵良型が出ますね」。基本的に胴突き仕掛けのハナダイ釣りは“オモリトントン”の状態でアタリを取っていくが、ここ数日は、活性が高く下から3mほど浮いているそうだ。釣り場に到着すると、活エビ(スムシ)が配られ、投入合図のブザーが鳴った。

3流し目には入れ食いに!

最初の流しと2流し目は空振りだったが3流し目、状況が一変した。仕掛けが着底するや否やほとんど全員の竿に魚信。私の隣の釣り人は胴調子の竿で小気味良い引きを堪能しながら20cm超の良型を釣り上げた。そして、圧巻だったのが前回の『梅花丸』取材で良型マダイを一荷で釣り上げた大堀邦夫さん。この日は右舷大ドモ(船尾)に座り、最初こそ「今日は型が小さいね~」と言っていたが、その10分後にはマダイ、ハナダイ、アジの3点掛けを達成した。

マダイ、アジ、ハナダイの3点掛け
まぁまぁの型だね♪
左舷でも同じサイズが連続ヒット!

午前7時に桶が満タン!

私も思わずカメラを放り出して、仕掛けを投入。すると、着底と同時にガタガタガタ!まるで落ちてくるエビを待ち構えていたようなアタリだ。1回合わせを入れてそのままゆっくりと竿先を上げて追い喰いを誘った。すると、ゴゴゴ~ン!2尾目のアタリだ。そこで合わせを入れて巻き上げ開始。強烈な引き込みで上がってきたのは25cmと30cmの良型+手の平級のトリプルだった。この調子で良型連発が午前7時まで続き、気がつけば足元の桶は魚で満タン。

良型ハナダイの一荷
私の釣果の一部、良型がズラリ
[動画]浅場の良型ハナダイ絶好調!

ひとつテンヤ入門者には最高の条件!

午前8時過ぎ、投入の合図とともに「いい反応だよー!」。左舷ミヨシでひとつテンヤの釣り人が叫んだ。“カラー探検丸”の13mあたりに黄色と赤の濃い反応が出ていた。次の瞬間、シュン!竿鳴りがするほどの合わせが入った。ギュギュンと大きな弧を描いて竿がしなる。海面に顔を出したのは35cm超のオデコの出た立派なハナダイ。「この浅場でのハナダイは、とにかくアタリが多いんで、ひとつテンヤ初心者には打ってつけ。軽いテンヤを使えますし、魚を掛けるタイミングを体で覚えるには最高の環境だと思います」。ひとつテンヤで竿を出した船長、熱く語りながら簡単にイナダを釣り上げた。

カラー探検丸を見て良型連発!
ギュンギュンと竿がしなる。
水面に顔を見せた良型ハナダイ
オデコがボッコリでたハナダイ
船長もイナダをゲット!
仕掛け図

置き竿でもハナダイ20尾!

「おーい!来てるよー!」。左舷側にカメラを回しに行っている最中、置き竿がギュンギュンしなっていた。慌てて巻き上げると、ハナダイ2尾にアジのおまけ付き。今回の取材で驚いたのは置き竿でもハナダイが合計20尾以上釣れたこと。カメラを回す時はどうしても置き竿になるが、席に戻る度、ほとんど魚が掛かっていた。改めてハナダイの魚影の濃さと活性の高さを実感した。

クーラーの中には良型がズラリ
30cm近いショウサイフグも顔を見せた

この日の竿頭は91尾!

午前11時40分、「はい、それではね。この流しで終わりにしますからね。最後頑張って下さい」。船長から最後の投入合図。気合いを入れ直して投入。すると着底と同時にモゾモゾッと竿先に微妙な変化。すかさず、合わせを入れるとギューン!そして、ゆっくり上げて追い喰いを待つと再びギュギュ~ン!しかし、慎重に上げてくるとフッと軽くなった。それでも、海面には30cm超えのハナダイが2尾。沖上がり直前のこの流しでも船中50尾近くが上がった。結局、この日の竿頭は大堀邦夫さんの91尾、私も80尾を釣った。

最後の流しで私の竿にきた30cm級ダブル
竿頭の大堀邦夫さん

大型狙いならひとつテンヤで!

また、右舷ミヨシで終日、ひとつテンヤで狙っていた『プロショップケイズ・旭店』の石毛卓(いしげすぐる)店長は30cm超えを中心にマダイ3尾を含む50尾の成績(ひとつテンヤの釣り方は下の動画参照)。
8~9月にはハナダイは、水深10mまで上がってくるとの事。胴突き仕掛け&ひとつテンヤの2通りの釣り方で楽しめるハナダイ釣り。浅場で楽しめるこれからの時期、間違いなく面白い!!

[動画]
飯岡沖ひとつテンヤ攻略法1
[動画]
飯岡沖ひとつテンヤ攻略法2
仕掛け図

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
千葉県飯岡港『梅花丸』
〒289-2705 千葉県旭市飯岡2219
TEL:0479-57-2145 定休日:元旦
詳細情報(釣りビジョン)
梅花丸ホームページ
出船データ
(料金)活エビ・ハナダイ=餌、氷付き9400円。
(午前4時集合5時出船、正午沖上がり)
※船上での仕掛け販売あり
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