釣りビジョン

初冬の河口湖ガイドはストロングパターンが激ハマり!

2021年12月09日公開

316main

山梨県・富士五湖の一つ河口湖。初冬の山上湖攻略と言えばディープ攻略が不可欠だが、最近のガイドでは、定石と真逆のシャローを中心としたストロングパターンが好調だ。

【この記事を書いたライター】佐藤 旬

水温高く、水は濁り気味

2021年は台風の影響が少なく、例年とは違い初冬になってもかなりの量のウィードが残っている。そのため、未だ水温は高く12度前後。ターンオーバーも緩やかだったためなのか、いつもよりターンしている時間が長く、本来クリアアップしてくるはずの水色も濁り気味。本来、初冬の河口湖攻略方法としては水温が1桁に近いので、水温が安定するディープ(河口湖では10~12m)のハードボトムやディープに回遊または、固まっているワカサギに依存しているバスを釣るのが手堅いのだが、最近のガイドではシャローからミドルでやり切るとサイズも良くほぼ40UPと好調だ。

定石を捨てシャローを中心に攻略!

ディープのライトリグやメタルでも釣れてはいるが、水温が12度以上ある日が多いため、バスもワカサギも散っており、サイズを狙うにはシャロー攻略が不可欠だ。水温が高いのでバスは横の動きに反応でき、今年最後の巻物で複数匹を狙えるチャンス。ゲストにはウィードの上を3/8ozのスピナーベイトを中心に巻いてもらっている。エリアとタイミングがハマるとコンディションの良い太いバスがお出迎えしてくれる。スピナーベイトのカラーは、普段はワカサギカラー等のシルバー・ガンメタ・ナチュラル系を好んで使うが、現在は濁りがあるので黒金系が好調。他にもホワイトチャート等もお勧めだ。

 

巻きだけではなく打ちもアリ!!

タイミングによっては巻物では喰わせられないバスも居る。攻略するにはガード付きのラバージグで打つと狙いやすい。また、河口湖のデカバスはラバージグが好きなので通年でお勧め。現在は水が濁っているのでラバージグもトレーラーのポークもブラックが好調で、ブラックコンビをゲストに打って貰うと、この日の最大の40後半がヒット。この釣りではタックルが重要で、Hの張りのあるロッドにエクストラハイギヤの巻き取りスピードが速いリール、そしてフロロ16ポンドと太めのラインが重要。カバーに負けないのは勿論、太いラインはアタリを見やすく、ラインが走るアタリも多い。ラバージグの釣りではカラーラインもお勧めしている。

年内は楽しめる!!

今回は、シャローからミドルを中心にしたガイドでの攻略法だったが、水温が下がって来ると、バスもワカサギもディープに固まって来るので、ディープが好調になってくるタイミング。上手くタイミングを掴むと複数が釣れることもあり、まだまだシーズンオフには早い。ライトリグもメタルの釣りも奥が深く、ウエイトの使い分け等が分からなければ、ガイドの時に詳しく解説している。

施設等情報

河口湖
〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町 周辺 河口湖漁業協同組合ホームページ

施設等関連情報

公共交通機関: 河口湖駅発のバスで約10分
車: 中央高速道路 新宿→大月JCT→河口湖ICを降りて約7分
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

佐藤 旬
普段、河口湖を拠点にトーナメントやバスフィッシングガイドサービスを営んでいる。「釣りビジョン マガジン」ではフィールドの旬な情報をお届けすると共に、トーナメンターならではの少し突っ込んだ、詳しいパターン等も含めて発信していく予定。フィッシングガイドでは、さらに細かく現場でのレクチャーをする事も可能(初心者でも大歓迎)なので、遊びに来てほしい。
このライターの他の記事も読む

その他オススメ記事

釣りビジョン倶楽部