釣りビジョン マガジン

2022年06月15日公開

静岡県・初島、フカセで狙うメジナ釣り、イシダイも…

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大型連休明けの平日を狙って静岡県・初島へ。少し落ち着いた観光地でのメジナ(グレ)釣り。大先輩方のお誘いいただき、初のフカセ釣りでメジナを狙いに出掛けた。そして、イシダイを狙う大先輩は“本命”に出会えるだろうか!?

夕方の雨予報!午前中が勝負!

大先輩の磯釣り師Tさんに同行。横浜方面から横浜新道を通り国道1号線へ。新湘南バイパスで茅ヶ崎終点まで30分足らずで到着。圏央道にも繋がったので伊豆、熱海方面へのアクセスが非常に早くなった。熱海港から初島へ向かう『富士急マリンリゾート』定期船の始発は午前7時30分。6時過ぎにはTさんの釣り仲間がすでに集まっていた。Tさんはイシダイ狙いの餌になる生ウニを仲間から受け取り、急ぎ足で乗船通路に荷物をまとめた。前日の釣果報告や初島の堤防にいる人数、直近で釣れたイシダイの話、沖釣りで釣った大物の写真など、久し振りに会う仲間との釣り談議はとどまることなく、アッという間に出船時間となった。情報通の先輩、「昨晩から泊り客がヤエン釣りでアオリを狙ってるから、一番いい堤防のポイントがとれないかもしれないねえ。夕方から雨予報だから早めに上がるかもしれないよ」と、情報の雲行きも怪しい。しかし、幸いにも海は穏やかだ。船の前には既に釣り人たちが列になっていた。出発15分前位から乗船券の販売が始まるためロビーの中へ。往復乗船券を購入し、早速行列に並び、いざ乗船!

船からのポイントチェックは欠かせない
船からのポイントチェックは欠かせない
釣り餌の準備は一番の肝
釣り餌の準備は一番の肝

第一関門突破!釣り座は確保

初島まで30分の乗船は以前よりも早く感じる。今回は荷物も多く、何より釣った魚たちを寿司店の生け簀に泳がせるために生かして持ち帰るミッションがあった。ほどなく初島へ到着。前情報とは違い、前日からの泊りの釣り人は少なかった。大先輩たちは年齢も感じさせない足取りで大きな荷物をサクサクと運び出し、思い思いのポイントに足早に散っていった。私たちも船着き場目の前の第一堤防のポイントがとれたことでひと安心。早速、フカセ釣りの準備を始めた。

この日も良い場所がとれたのでひと安心
この日も良い場所がとれたのでひと安心
 

朝一から“本命”上がる!

泊りの釣り人は2人。さすがに連休明けの平日は人も少なく、広々としている。早速、堤防下でダンゴ釣りの長い竿が大きくしなった。強い引きのやり取りは見ていてワクワクしてしまう。ほどなく上がったのは“本命”のメジナ。歓喜に沸いた堤防、誰が釣ろうが朝から魚に会えることは幸先良い。まだ準備もままならないのに気持ちは高まるばかり。Tさんの指導でフカセ釣りの準備を済ませて第1投。日頃の練習の成果もあり、かなり遠投が出来た。しかし、まだコマセ餌を投げるコントロールが難しく、暫く思うところに投げられない。第一堤防は初島航路上を狙うため、船の往来時は邪魔にならないよう仕掛けを回収することがルール。船の往来時は注意が必要だ。

後ろのポイントではTさんの竿が大きくしなった。大物の予感!豪快なファイトにカメラを向けると、大きなコブダイが上がってきた。イシダイ釣りの“ゲスト”としては珍しいのか“本命”ではないが大物に困惑の様子。硬いウニをかみ切って喰いついてきたコブダイの歯はとても強暴。「これは水槽に泳がせたい」と思い、ストリンガーをかけて帰りまでキープ。

フカセ釣りの準備はシステムが良くできていて勉強になる
フカセ釣りの準備はシステムが良くできていて勉強になる
2kgを超えるコブダイ
2kgを超えるコブダイ

初メジナに感動!餌付けコマセワークが肝

周りのフカセ釣りの人にも“本命”メジナ、そしてアイゴ、ブダイと多種多様で引きの強い魚がたくさん掛かり出し、「私にもそろそろ…」とコマセを仕掛け、近くに撒く。手前にはタカベの群れが多く、仕掛けの付け餌がポイントに降りる前につつかれてしまう。そこで少し仕掛けを工夫して、ガン玉を付け餌から50cm辺りに付け、手前にコマセを撒いてタカベを散らした。上手く潮上にコマセが打てたところで大きく竿がしなった。「それはメジナだよ!」と大先輩。バラしたくない一心で、丁寧にやり取りすると、黒い魚影が見えてきた。“本命”のメジナをタモ入れしてもらい、ほっとひと安心。初めてのフカセ釣りで釣ったメジナは、とてもきれいでかわいい目をしていた。思った通りの仕掛けチェンジにコマセが上手く打てたこと、やぱり全てが繋がると答えが出てくれる。「こうやって、新しい釣りに嵌まっていくのだなぁ」と自ら認めてしまった。

良型メジナ
良型メジナ

“厄介者”も正しく処理すれば最高に美味

午後に差し掛かり、雨も強くなってきたところで別のポイントに入っていた大先輩たちは早めの帰港。フェリーを見送り、次の船まであと30分位粘ってみた。イシダイ仕掛けのTさんの竿にはコブダイの後は何もなく終了。私は最後の最後に置き竿で、片付けているところを引きずられるような強い引き。何とか竿を立ててあげてみると“厄介者”のアイゴ(バリ)だった。周りからは「危ないからリリース」と言われたが、すぐにちゃんと処理すれば美味しいと聞いていたためキープ。ヒレに注意して頭を打ち、ヒレをハサミでカット、内臓をつぶさないように取り出して袋に詰めクーラーへ。この日釣れたメジナはTさんと合わせて3匹。大先輩方からのお裾分けとコブダイを生け簀用バッカンに入れ替え、最終便ひとつ前で熱海港に帰港した。

帰宅後は寿司店の水槽にメジナたちを入れて元気に泳ぎ回る姿を見ながら、念願のアイゴの刺し身を頂いた。びっくりするほど甘みが強く、旨味も感じられた。これは次回もこっそり狙いたいと思うほどだった。

後日Tさんから“リベンジ初島イシダイ狙い”で、釣れたイシガキダイの写真が届き、次の釣行が楽しみになってきた。平日を狙えば、観光地・初島も絶好の釣りポイント。島内の案内所には初心者用レンタルタックルもあるので、観光がてら釣りを楽しむことも出来る。

嫌われ者だが扱いに注意すれば最高の魚アイゴ
嫌われ者だが扱いに注意すれば最高の魚アイゴ
アイゴの刺身は美味
アイゴの刺身は美味
T氏が釣り上げたイシガキダイ
T氏が釣り上げたイシガキダイ

施設等情報

株式会社富士急マリンリゾート(熱海港定期船乗り場)
〒413-0023 静岡県熱海市和田浜南町6-11 
TEL:0557-81-0541 株式会社富士急マリンリゾートホームページ

施設等関連情報

熱海港~初島間往復乗船料金
大人:往復2,640円(片道1,320円)
小人:往復1,320円(片道660円)
※季節や社会情勢により急遽運航ダイヤが変更になる場合がある
※カーナビの設定は「熱海港定期船乗り場 電話番号 0557-81-0541」を入力
     
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。​

この記事を書いたライター

北村 昌子
釣りを始めて10年ほど。東京湾や相模湾、外房をメインに地元の横浜からの電車釣行がメイン。美味しい魚を求めて海、湖、川、たまに離島と四季折々の釣りを楽しむ。「釣った時から料理が始まる釣魚料理」も研究中で、楽しく釣って、美味しく食べるがモットー。「エフエム熱海湯河原」の『サンセットスクランブル796』番組内「釣りマコ通信」に出演中。
instagram:
@fishing_mako
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