午後に差し掛かり、雨も強くなってきたところで別のポイントに入っていた大先輩たちは早めの帰港。フェリーを見送り、次の船まであと30分位粘ってみた。イシダイ仕掛けのTさんの竿にはコブダイの後は何もなく終了。私は最後の最後に置き竿で、片付けているところを引きずられるような強い引き。何とか竿を立ててあげてみると“厄介者”のアイゴ(バリ)だった。周りからは「危ないからリリース」と言われたが、すぐにちゃんと処理すれば美味しいと聞いていたためキープ。ヒレに注意して頭を打ち、ヒレをハサミでカット、内臓をつぶさないように取り出して袋に詰めクーラーへ。この日釣れたメジナはTさんと合わせて3匹。大先輩方からのお裾分けとコブダイを生け簀用バッカンに入れ替え、最終便ひとつ前で熱海港に帰港した。帰宅後は寿司店の水槽にメジナたちを入れて元気に泳ぎ回る姿を見ながら、念願のアイゴの刺し身を頂いた。びっくりするほど甘みが強く、旨味も感じられた。これは次回もこっそり狙いたいと思うほどだった。後日Tさんから“リベンジ初島イシダイ狙い”で、釣れたイシガキダイの写真が届き、次の釣行が楽しみになってきた。平日を狙えば、観光地・初島も絶好の釣りポイント。島内の案内所には初心者用レンタルタックルもあるので、観光がてら釣りを楽しむことも出来る。