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【速報・ケヴィン・ヴァンダム競技引退を表明!】

2023年02月15日公開

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世界最高峰のバストーナメントMLFバスプロツアー2023開幕戦の初日に衝撃的なニュースが流れた。プロフェッショナルアングラーとして活躍してきた世界No.1のケヴィン・ヴァンダムが今期限りで引退を公言したのである!(執筆:大場未知)

生涯獲得賞金10億円超えのスーパーレジェンド

テニス界ならジョコビッチ、ゴルフならタイガー・ウッズといえば、全米バスプロトーナメント界においてケヴィン・ヴァンダムがどれだけの人物かおわかりいただけるだろう。テニスやゴルフに比べると賞金は1/10にも満たないバストーナメントではあるが、彼が規格外のスーパースターであることは誰もが認める。1990年、22歳の時に新星のごとく現れ、ツアーサーキットにフル参戦デビュー。92年には現在のバスマスターエリートに当たるB.A.S.S.トップ100でアングラーオブ・ザ・イヤー(AOY)を獲得し、当時大御所といわれたリック・クランやラリー・ニクソンを圧倒。その後も勢いは止まらず、彼の代名詞でもあるパワーフィッシングでタイトルをほしいがまま手中に収め続けてきた。
他の競技とは比べ物にならないほど選手生命の長いバストーナメントにおいて、ヴァンダムはまだまだ十分戦える年齢であり実力もある。現に一昨年はバスプロツアーで優勝もしている。
今シーズンでプロサーキットを退くことをオフィシャルホームページ内の動画で語ったが、家族、友人、スポンサー、ファンへの感謝を述べたが、引退の理由は明確にはしていない。唯一、断言したのはトーナメントはやめるがバスフィッシングを引退したわけではないということ。バスフィッシングトーナメントの父であるレイ・スコット(B.A.S.S.創設者)の他界といいヴァンダムの引退といい、バストーナメントの歴史にひと幕が降りた心地である。一戦からは退くが、今後の活躍にも期待したいところだ。

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この記事を書いたライター

大場 未知
東京・麻布十番育ち。大学時代は留学先のテキサスでバスフィッシングの腕を磨き、日本の出版社勤務を経て再び渡米。B.A.S.S. およびFLWにコアングラーで参戦。FLWではチャンピオンシップで2位に入るなど、アマチュア賞金稼ぎとして数々の爪痕を残した。
現在は、千葉県君津市在住のフィッシングライター&エディター。
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