釣りビジョン

2013.7.1号

福田丸・千葉県外川港
千葉県・銚子沖“夏ビラメ”好スタート!

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千葉県・銚子&飯岡地区で6月1日、ヒラメが解禁になった。超の字が付く高級魚、ヒラメは、その上品な味と歯触りの食感、“前アタリ”から“本アタリ”を待つドキドキ感の釣趣、その両方を味あわせてくれる最高の釣り物でもある。6月21日(金曜日)の銚子外川港『福田丸』ホームページの釣果欄、ヒラメ3~10尾に目が釘付けになった。「行くしかない!」、翌22日、勇んで出掛けた。

ヒラメの朝は早い、午前4時半出船!

ヒラメの乗合船は出船が早い。船着き場に午前4時集合、4時半出船である。遠い人は事前に連絡すれば、『福田丸』では前泊も出来る。
3時半過ぎ、港に着くと岸壁にはクーラーが整然と並んでいた。船の電灯がつき手元が明るくなったら、乗船名簿を記入して乗り込む。全員に氷が配られ、餌の生きイワシが船に積み込まれれば出船となる。右舷7人、左舷6人の13人の乗船者があったが、「福田丸」は銚子外川港でも屈指の大型船、余裕の出船となった。

好調 志村さん
おっきいねー 小椋さん
ヒラメにかじられた

やったね 倉持さん
肉厚ビラメ 田村さん
デカーイ 香取さん

開始早々、ヒラメの入れ喰いタイム

オレンジ色の太陽に見送られながらの出船。釣り場は近く、航程20分程の外川沖。舵を握る福田稔船長は海面を見るなり、「いやー昨日と違い、濁っている。ありゃー」と前日からの潮色の変化に戸惑い顔で呟いた。
餌のイワシが配られ、船長から、「アタリがあっても慌てず、ゆっくり竿を立てて下さい。オモリが底を引き摺らないようにして下さいネ」とアナウンス。開始のブザーが鳴って「ハイどうぞー」と船長の声で一斉に投入。水深は23m。待つ間もなく、「来たよー」と声が掛かった。右舷ミヨシ(船首)から2番目の澤井さんだ。短めの柔らかい竿を巧みに操り、船中第1号のヒラメを釣り上げた。写真を撮っている最中に「こっちも来たよーっ!」と右舷胴の間(中央)の志村さん。慎重にリールを巻き、タモに無事納まった。右舷大ドモ(船尾)の倉持さんにも良型のヒラメが取込まれた。開始早々、バタバタと3連続でヒラメが上がり、船長の心配をよそに、順調なスタートを切った。
初めは右舷側が好調で、志村さんは早々2尾目をゲットした。左舷側胴の間で「来たよ」と声を掛けてくれたのは、香取さん。重そうにリールを巻いて上がって来たのは、マトウダイ。餌のイワシを付け直し投入すると、直ぐに“本命”のヒラメを取込んだ。又、隣の人は合わせが早かったようで「バレたーッ」と悔しがっている。イワシにヒラメの歯形がクッキリと残っていた。
私は竿をキーパーに掛けての置き竿釣法。釣り座に戻った時に突然のアタリ。ククッ、ククッと竿先が入る。いつ“本アタリ”が来るかドキドキ、ハラハラ。突然、ギューンと竿が突っ込んだ。竿をゆっくり聞き上げるとガッチリとハリ掛り。慎重にヒラメの引込みを楽しみながらリールを巻いて無事タモに納まり、嬉しい1尾を手にした。

秋田から来た 澤井さん
7尾ゲット 成冨さん
私も7尾 志村さん

潮温が低い時期は、ヒラメのタナも低い

船長は、アタリが遠くなると小移動を繰り返す。「アタリはあるけど、ヒラメに遊ばれているなー。丁寧にやって下さいよー」と、船長から喝が入る。移動直後は何人かに必ずアタリがあったが、私の竿は沈黙が続く。隣の人から捨て糸の長さを聞かれ、「50cm」と答えたら、「20cm程度が良い」とのアドバイス。潮温が低いこの時期のヒラメはタナも低いとの事。アドバイス通り短くカットしたら、結果は直ぐに出た。私が飛び廻っている間に隣の人にガッチリ掛けて貰い、私はリールを巻くだけで、2尾目を無事に手にする事が出来た。ヒラメの他に“ゲスト”も多彩で、常に誰かの竿が曲がっていて、上乗りさんも忙しくタモ取りで飛び廻る。小椋さんは大振りのイナダ。澤井さんは大きなサバを取込んで、足元でバタバタしている間に、早くもヒラメを掛け、カメラの前でポーズを取ってくれた。斉藤さんの竿をガンガン叩く強い引き込みで上がって来たのはワラサ。他の人が多彩な“ゲスト”に手こずる中、左舷大ドモの成冨さんと渕辺さんが熾烈なデッドヒートを続けていた。「7尾で並んだ」と渕辺さん。
ヒラメの食いが渋くなると、“ゲスト”のマトウダイが多くなり出した。船長は「ヒラメは重なる様にいると思うが、口を使ってくれない」と呟く。

「私も7尾」 渕辺さん
ワラサも釣れた 斉藤さん
ゲストも嬉しい 香取さん

死んだイワシでヒラメをゲット。

この日の“ゲスト”は、マトウダイの他にイナダ、ワラサ、ホウボウ、マダコ、サバ等実に多彩で、餌の消耗も早い。船長は移動の時に、「イワシが弱らない様に、ゆっくり上げて下さいヨ。“外道”が多いから餌を大事にねー」。
納竿時間が迫る中、「もうひと流しやります」と船長。私はダメ元で死んだイワシをハリに刺して投入してみた。イワシが生きている様に竿を上下に動かして誘う。モゾモゾッと“前アタリ”。ギューンの“本アタリ”で竿を立てた。“本命”であってくれと祈る。海面に顔を出したのは正真正銘のヒラメ。最後の流しで手にした価値ある1尾だ。結果、3尾のヒラメを手にすることが出来た。

大ビラメかと思った 小椋さん
肉厚ビラメ 斉藤さん
2kgオーバー? 田村さん

この日の釣果は13人で55尾!

正午に沖上り。この日の釣果は、オデコなしの1~7尾。しかも7尾が3人、6尾が3人、13人で何と55尾の好成績だった。型は最大2.5kgで、1.5kg前後が多かった。
翌日の23日にも2~11尾。型も2.8kgが上がった。“夏ビラメ”はこれからが本番。魚影の濃さには船長も太鼓判を押している。今ならビギナーにも十分チャンスがあるはずだ。

(釣りビジョンAPC・飯妻 武夫)

今回利用した釣り船
千葉県外川港『福田丸』
〒288-0014
千葉県銚子市外川町1-10829
TEL:0479-22-5741
詳細情報(釣りビジョン)
福田丸ホームページ
出船データ
ヒ ラ メ:完全予約乗合
乗合料金:1万1,500円
集合時間:午前4時
出船時間:午前4時半 納竿時間12時
定 休 日:4月~11月の毎月第四木曜日
貸 道 具:無料
宿  泊:素泊まり2,000円
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