釣りビジョン
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2013.10.1号

新幸丸・千葉県大原港
大型連発!大原沖の“一つテンヤ・マダイ”

亜熱帯地方を思わせる猛暑も台風18号が列島を縦断してから、急に気温が下がり、朝晩過ごし易くなった。千葉県・大原港『新幸丸』の山口新一船長は、「台風の通過で濁りが入り、海水温も24度前後に下がって来た」と言う。船宿HPを覗くと、マダイは連日2桁釣果が続いていたが、型では殆どが1kg台止まり。しかし、直近の18日0.3~6.3kgを3~15尾、19日0.3~5.1kgを2~12尾と“大ダイ”が釣れ出した。台風一過、“秋ダイ”シーズン突入の様相に“一つテンヤ・マダイ”のスリルを味わいに20日(金)出掛けた。

今年開通した圏央道が便利

仕掛け図
横浜の自宅から大原港『新幸丸』までは約110km。湾岸道路から東京湾アクアラインを通り、今年開通した圏央道・市川鶴舞ICで降り、2時間弱で着いた。私のカーナビには未だ圏央道が入力されていないが、ナビゲーターは道路標識の圏央道だけで充分行ける。渋滞も殆ど無く、釣りの日帰りエリアが、房総半島まで広がった事は嬉しい。
船宿に午前4時までに行けば、車で港に送ってくれる。駐車場の心配をしないで済む上、荷物も運んでくれる。港で乗船名簿を書き、船長の指示で乗船する。

[動画]大ダイ・ワラサでクーラーボックス一杯
舵を握った山口新一船長
左4.5kg、右6.2kg、添田さん

マダイにハナダイ交りで好調なスタート

“一つテンヤ・マダイ”の人気は依然として高い。平日にも拘わらず、私を含め12人が集まった。数と型に魅了され、通い詰める常連も多いと言う。定刻の午前4時半、女将さんに見送られて河岸払い、真っ暗な海を45分程走り、太東沖に着いた。ミヨシからパラシュートアンカーが入れられ、「はい、良いですよ。水深は38m」。新一船長の合図でスタート。海はまだ薄暗い。第1投、左舷胴の間(中央)の榎本さんが最初にリールを巻き出し、小型マダイが上がった。ミヨシ(船首)の松本さんにはハナダイが釣れた。
開始早々、アタリは頻繁で、0.5~1kg級のマダイに交じってハナダイも釣れて来る。真っ赤な太陽が東の水平線から顔を出し、ゆっくり昇って来る。海も船も、そして釣り人の顔も赤く染まった。

船中一番乗り、榎本さん
左から、2.7kg、4.3kg、2kg、2.7kg、徳富さん
付け餌の冷凍エビ

開始30分、中・大ダイを取り込む

右舷トモ(船尾)寄りの長竹さんが慎重にリールを巻いている。1.8kgの中ダイを取り込んだ。タモ取りをしてくれた山口大地若船長は素早く“神経締め”をしてからハリを外す。「魚が暴れると怪我の元になるから」と言う。左舷トモの添田さんがリールを巻き出した。断続的な突っ込みで竿先が海中に突き刺さる。リールのドラグがジーッ、ジーッと鳴りながら道糸が引き出されていく。大物の予感。ラインはPE0.8号、リーダーは2号。取り込みは真剣だ。道糸が船下へ潜り込むと、上半身船縁に乗り出し、巧みな竿捌きで交わし、無事にタモに納まると、「おー、デカイ!」。周りから感嘆の声が上がり、視線が集中する。船長の検量は4.5kg。添田さんは「春の乗っ込みは、良い思いをしてなかったので、リベンジに来ました。念願が達成出来て本当に嬉しい」と顔を崩した。

4.5kg、添田さん
2.5kg、根本さん
4.3kg、徳富さん

2kg以上のマダイを釣ると、その場で“記録シール”が貰える

開始から1時間が過ぎ、又、添田さんが竿を曲げた。リールを巻いても巻いても道糸が引き出され、中々上がって来ない。ジーッ、ジーッとリールのドラグ音が響く。何分位掛かっただろうか?海面にぽっかりと大ダイが浮かんだ。無事タモに納まると「さっきよりデカイ!6kgはあるんじゃないか。立て続けだね!」と船長も大喜び。検量の結果、「6.2kg」の船長の声に「オー!」と歓声が上がった。本人も興奮冷め止まず「フォール(落し込み)中に喰いました。一瞬根掛りかと思った。自己記録を大幅更新です。やりました。出来過ぎです。ラッキーでした」とカメラの前で話してくれた。
『新幸丸』では2kg以上のマダイを釣ると、“記録シール”が貰える。常連のクーラーには自慢のシールが何枚も貼られている。当然、添田さんも4kgと6kgのシールをクーラーボックスに貼った。

本日一の6.2kg、添田さん
本間さん、5kg
強者共の記録シール

根本さん、2kg
笹山さん、2kg
守谷さん、2kg

ダブル、トリプルの共演。良型マダイの入れ喰いタイム

右舷トモの徳富さんが竿を満月に曲げ、リールを巻き出した。殆ど同時に、左舷トモの添田さん、根本さんも巻き出した。トリプル共演だ。「カメラは一つしか無い!どっちが先に上がる!?」と声をかけながら、先ず徳富さんの4.3kgの大ダイを撮影。それから添田さん。根本さんも時間を掛けて2.5kgを取込んだ。その傍で本間さんも竿を曲げた。ドラッグ調整充分に魚が引けばリールを止め、止まったら巻く。無理をしない慎重なやり取り。船長から「頑張れ、頑張れ!」の声援を受け、5kgの“大ダイ”を釣り上げた。本人は想定外の大物に、「クーラーに入らない」と嬉しい悲鳴を上げた。徳富さんと隣の長竹さんが同時に巻き出した。今度はダブルだ。カメラをどっちに向けたら良いか迷う。文字通り入れ喰いタイムだ。
徳富さんはその後も絶好調で、竿を曲げ、リールでやり取りしているが、中々上がって来ない。巻いても巻いても道糸が出て行く。横走りを始めた。最後は嬉しいゲストのワラサだった。

タイ・タイ・タイのオンパレード

トップは12尾が3人!最大は6.2kg

数では12尾が3人、11尾が1人、10尾が2人と続いた。最大は添田さんの6.2kg。次は本間さんの5kg、そして添田さんの4.5kg、徳富さんの4.3kg。その他2kg台が船中で9尾釣れた。長竹さんは、2.1kgと1.8kgを釣り上げ、「1kg以下のマダイとハナダイは放流しました。最高に楽しかった」と言いながら船を降りていった。2~6kg台の合計13尾は最近にない釣果との事。
今後、海水温も更に下り、段々と深場に落ちて行く。“秋ダイ”シーズン本番に突入した。“大ダイ”に唸るドラグ。ジーッ、ジーッと鳴らしてのリーリングはスリル満点。是非、出掛けてみて頂きたい。

(釣りビジョンAPC・飯妻武夫)

今回利用した釣り船
千葉県大原港『新幸丸』
〒298-0004
千葉県いすみ市大原町大原10240
TEL:0470-62-1500
詳細情報(釣りビジョン)
新幸丸ホームページ
新幸丸ブログ
出船データ
午前船:4時集合、4時半出船、11時沖上がり
1万1,500円 氷・餌付(餌は使い放題)
午後船:11時半集合、12時出船、日没沖上がり
1万1,500円 氷・餌付き(餌は使い放題)
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