オフショアマガジン
2013.11.15号

長福丸・千葉県大原港
千葉県・太東沖のショウサイフグ開幕。今シーズンは良型揃い!!

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千葉県・大原港では10月1日からショウサイフグが解禁になった。『長福丸』では、「10月は台風などで出船出来ない日が続き、後半からやっと本格的にやり出しました」と、藤井敏昭店主。HPの釣果欄を見ると、10月30日、20~36cmを竿頭で62尾。31日が45尾。休み明けの11月4日もトップで61尾と数・型共に好調だ。6日(水)に出掛けた。

フグは処理師免許を持った船長に捌いて貰う

[動画]今シーズンは良型揃い
ショウサイフグは、トラフグ同様“毒魚”である。釣ったフグは処理師免許を持った船宿スタッフに捌いて貰い、家に帰ったら、身に付いている血を水で綺麗に洗い流してから料理する。後処理をしっかりしておけば、冷凍保存が出来、冬の鍋料理の主役にも成る。

夜中でも煌々と点いている
長福丸船宿
舵を握った藤井大佑若船長

開始早々、入れ掛かりタイムに突入

フグの乗合船は港に隣接した船宿に午前4時半集合、5時出船である。この日は平日にも拘わらず、私を含め16人が乗り込んだ。フグ釣りの人気度が解ると言うもの。
定刻ジャスト、女将さんに見送られて出港。30分程で釣り場の太東沖に着いた。「ハイ、いいですよー。準備が出来たらやって下さい。水深は16m、下は砂地です」。藤井大佑若船長のアナウンスでスタート。未だ薄暗い中での釣り。開始早々、右舷側で良型のショウサイフグが上がった。そして左舷ミヨシ(船首)でも取り込まれた。右舷ミヨシでは30cm級の良型が上がった。開始早々いきなり入れ掛かりタイムに突入した。“時合”に乗り遅れまいと私も竿を出した。数回シャクリを入れた時、ガツン!と竿が止められ、ワクワクする気持ちを抑えながらリーリング。先ず1尾目を手にした。隣の金山豪成さん(志木市)は、竿先を何度も叩かれながらリールを巻いている。浮いたのは目測35cm前後の“デカフグ”。ギリギリー、ギリギリーッと歯ぎしりするような音を出し、腹を大きく膨らませて上がって来た。「おーっ!」。周囲から感嘆の声が上がった。次は俺の番だ!!と気合が入る。餌のアオヤギをタップリ付けて再投入。

第1投、未だ暗い内に取り込んだ
日の出前が入れ掛かりタイム
開始早々にジャンボフグ、金山
豪成さん

25、26cmをゲット
網 美子さんと岡野敏行さんのツーショット
トリプルショットに間に合わなかった中川紘一さん

開始30分でツ抜け!

6時頃、辺りは漸く明るくなり、東の空から真っ赤な太陽が雲を割って昇って来た。海面が赤く照らし出された頃、右舷トモ(船尾)の2人が同時にフグを取込んだ。飲み友達と一緒に来たと言い、ツーショットの写真に納まった。一歩遅れて釣り上げたのは、同行の友人で、「もう少し早かったらトリプルショットになったのに」と残念そう。
船内を廻って見ると、開始30分程で、右舷ミヨシの古宮昭雄さんのバケツには10尾も泳いでいた。右舷トモ寄りの友人3人で来た網 美子さん(我孫子市)は7尾も釣り、一人気を吐いていた。話を聞くと「前回は船酔いで全然釣りにならなかったので、今日が実質初めてのフグ釣り。ビギナーズラックです。フグ釣り最高!」と大喜び。船長は、少し喰いが落ちると、小まめに場所移動を繰り返す。移動後は、白い腹を膨らませたフグがあちこちで取り込まれる。

船宿仕掛けと、餌のアオヤギ
仕掛け図
腹を膨らまして上がって来た

潮止まりに、フグのダブル掛け

8時半頃、潮が止まり、急に喰いが渋くなって来た。船長は「キャストして誘って下さい」とアドバイス。7、8m前方にキャストし、シャクリながら手前に引いて来る。竿先が僅かに“ツン”と動いた感じ。咄嗟に合わせると、ガッツン!と止められ、竿は胴中から曲る。40cm級のジャンボの予感。海面に浮いたのは、2本のカットウバリにフグがダブルで掛かっていた。重い筈だ。
餌は、アオヤギを、ワタ、ベロと縫い刺しして3、4個タップリ付けた。釣り方は人其々だが、5、6秒の間隔で空合わせを繰り返していく「タイム釣り」と、オモリを浮かせて「アタリを取る釣り」を併用した。餌バリに出るアタリで掛けた時は気持ちが良い。

岡野敏行さん好調!
良型のショウサイフグ
カットウバリに皮一枚

フグに交って掛かるカジメは、始末が悪い

水深14m。誰もが船縁に立ち上がり、間断なく竿を小さくシャクリ続けているが、陽が高くなるにつれ、釣れる頻度に、間が開き出した。朝の様な入れ掛かりタイムは戻って来ないが、それでもポツリポツリながら釣れるので、気が抜けない。台風の後、海底が荒れ、根離れしたカジメの茎が、時々カットウバリに引っ掛かって、始末が悪い。“ゲスト”にイイダコと60cm前後のマゴチが上がった。

ゲストにマゴチ
餌のアオヤギは、ワタから刺してベロに抜く
帰港後船宿で一息

最大36cm。25~27cmの良型揃い

この日の釣果は8~31尾。最大は36cm。25~27cmの良型が多かった。志木市の金山豪成さんは、「今年初めてのフグ釣り、数は29尾でしたが35、36cmの大型が3尾も釣れ、満足しました」。又、三郷市の西村修さんも「昨年来た時は50尾。今日は17尾でしたが、良型ばかりだったので満足です」と揃って良型を口にしていた。
舵を握った藤井大佑若船長は、「フグ釣りは始まったばかりです。これからに期待して下さい」と力強く話してくれた。言葉通り、その後の釣果は、7日、8~45尾、8日、10~27尾、9日、11~53尾と好調に釣れている。
「25cm前後が食べて一番美味しい」とは藤井敏明店主。これからが本番のフグ釣り、是非出かけて見ては如何だろう。

(釣りビジョンAPC・飯妻武夫)

今回利用した釣り船
千葉県大原港『長福丸』
〒298-0004
千葉県いすみ市大原9823
TEL:0470-62-0603
詳細情報(釣りビジョン)
長福丸ホームページ
出船データ
ショウサイフグ予約乗合
料金:氷付・餌別 8,500円 餌:1パック500円
集合時間:4時30分
出船時間:5時00分 沖上がり:11時00分
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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