――YouTubeチャンネル「おかまりチャンネル」では、編集や運営も自分でやってらっしゃるそうですね。おかまり「見せたい自分を見せられるし、苦ではないです。テレビでは『他人から見たキャラクター』を見せる必要がありますし、新たな一面を出せるので。親近感を持って、見ていただけたら嬉しいです。有名なYoutuberさんに自作のサムネイル候補を複数チェックしてもらい、アドバイスをいただいたり、試行錯誤しています」――マーケティングに近いことをやられているんですね!すごい。おかまりさんならではの釣りの魅力、楽しみ方などあれば教えてください。おかまり「基本的にはルアーだったり、毛針だったり〝疑似餌〟の釣り全般が好きですね。セオリーというか魚を掛けるまでの〝再現性〟に魅力を感じています。誘い出して魚を釣るのが好きなんですよね。例えば、オフショアならナブラにルアーを入れてキハダや青物を釣るのも好きだけど、ナブラは見えなくとも地形の変化を感じて、トップウォーターで誘って釣るGTの釣りにハマってしまったり。渓流のフライフィッシングでも、毛鉤がどう流れた瞬間に魚がどう出るかが見たいので、ドライフライをメインに使っています。ちなみに、魚を食べる目的で釣りに入ったわけではないのですが、毎日自宅になんらかの魚があるので、魚料理の腕は上がりましたよ!魚が入り切らなくなり、冷凍庫は二台持ちです!(笑)」――この先の目標や、これから巡ってみたい釣り場などは?おかまり「行ってみたい場所はたくさんありますね。ありすぎて困っているくらい(笑)。現在、東京を拠点にしていますが、陸っぱりの釣り場はどこも激戦区ですし、駐車場代も高い。渓流に行くにしても移動時間がかかるし、個人的な釣趣を踏まえると、釣り環境としては不利な面も多いのかなと感じています。ただ、東京に住んでいるからこそ、自ら全国へ足を運び、その土地土地の釣りを楽しめるとも思っているんです。家の傍に釣り場があったら、きっと遠出をしなくなっちゃう性格なので。(笑)。また、不利な条件下で経験を積むことは、引き出しを増やすことにもつながると思います。離島にいったときに「チヌがそんなポッパーで釣れるのか!」と地元の方に驚かれたり、東京やその他の地域で実践してきた釣り方が、はじめての土地で新たな魚と出会わせてくれることもあります。なので、今後も時間が許す限り、色々なフィールドに訪れ『この釣り方は通用するのか、それともしないのか?じゃあどんな釣り方で挑めばいいか』など、日々研究し続けます。そして、生きている限り、たくさんの魚と景色に出会いたいです!」(取材・文/カネコシュウヘイ 写真/釣りビジョン)