さて、プラチナチケット化したビワマス釣りの承認旗だが、来シーズン以降はどうなるのだろうか?もしかしたら、抽選制が導入されてしまうかもしれない(個人的には反対である)。今シーズンは11月1日の消印でもなんとか認められたが、来シーズンも同じ募集形式だとすると11月1日着の申請書が殺到することが予想され、それを全員承認した場合1900人を大幅に超える人数になるかもしれないからだ。そうなると来シーズン以降は運がよくないとビワマス釣りが楽しめなくなってしまう…。そこで語り部個人として、提案がある。現状の採捕OKサイズは30cm以上なのだが、それを35cm以上にした方がいい。いや、40cm以上でもいい。キープ数の上限が5尾だとしても、5尾はおろか3尾持ち帰るのも難しくなるだろう。30cmの小さなビワマスを持ち帰るよりも、来シーズン以降大きく成長してもらって、それをまた釣る方が幸せだと思うのだ。なんなら持ち帰り数を3尾に制限してもいいと思う。それならば釣り人の数が増えても乱獲を防ぐことができるだろう。そもそも、釣りという趣味の楽しさを、運のいい限られた人たちだけが享受できるというのはどうなんだろう?…と思う。もっと言わせてもらえば、一般の遊漁者は最盛期直前の6月一杯までしか釣りができないのに対して、遊漁船(ガイド)業者は9月一杯までできるというのも意味がよくわからない。バスでもシーバスでもガイド船だけが独占できる釣り場や釣り期間など聞いたことがないぞ。ともかく、ビワマスの生息数はかなりいるという実感はあるものの、多くの人が小さいビワマスまでたくさん持ち帰ってしまったら、徐々に数は減っていってしまうだろう。公平かつ適切なルールによって、この先も多くの人がビワマス釣りを楽しむことができるならそれがベストだと、哀れな語り部は思う。