ラグゼのイカメタル専用ロッド、スピードメタルシリーズ。これまでスピードメタル、スピードメタルS、スピードメタルR…とシリーズを重ねてきたが、その最高峰として登場したのがこのスピードメタルX。がまかつ企画開発課竿担当の梶本拓さんにお話を伺った。梶本「イカメタルは夏の夜に船から仕掛けをバーチカルに落として誘う釣りで、スピードメタルシリーズは主にケンサキイカを狙うための専用竿です。イカメタルをしっかり動かせる操作性と、止めて食わせの間を与えたときに竿先に現れる変化でアタリを見極めて、掛けていけるレスポンスに優れています。重要なのは止めたときにアタリが識別できる手感度があるかどうかですから」仕掛けをしっかり操作し、アタリを感じて、それを即座にフッキングするというのがイカメタルでは何よりも重要。やり取りのしやすさなどは…まぁ二の次。スピードメタルシリーズは操作性と感度に性能を全振りしているのだという。梶本「しっかり誘って掛けて…というゲームを楽しみましょう、というところをフィーチャーしていますので、そこに特化した素材や調子になっています。そのハイエンドがこのスピードメタルXになります」竿に現れる変化が目でわかるのは当たり前で、Xで目指したのはその手前の手感度。それを極限まで高めるためにすべてを見直したそうだ。「手感度」「目感度」そして「操作性」すべてにおいて頂点を目指したシリーズだ。全6アイテムの中にはオモリグに高次元で対応できるモデルまである。梶本「スピードメタルシリーズで使いやすいのがS、重量が軽いのがR、そこからさらに感度や竿に出る変化をわかりやすくなるよう性能を追求したのがX。ちょっとでも軽い方が僕は得だと思っています。おすすめ? 全部のモデルですね(笑)」