ハゼと言えば、「天ぷら」、「唐揚げ」が〝王道〟であることは確かだが、もともとの食材としての良さは折り紙付き。天ぷらにするにはちょっと大きさが足りない、というハゼでも美味しい食べ方があるので紹介したい。蒲焼丼【材料】・開いたハゼ/適量(中骨はとらなくてよい)・片栗粉/適量・ごま油/適量・市販のうなぎのタレ/ミニパック1本(うなぎのタレは、醤油大さじ3、みりん大さじ3、料理酒大さじ1、砂糖大さじ2を煮詰めたモノで代用可能)・ご飯/好みの量・薬味/千切りにした大葉、万能ネギ、白ごま等(それぞれお好みで)・粉山椒【作り方】1.天ぷらと同様にハゼを開き(頭を落とす前で9cm~11cmぐらいが適、中骨はとらなくてよい)片栗粉をまぶす。2.フライパンに多めのごま油をひき、中火で加熱。3.片栗粉をまぶしたハゼをフライパンに入れ表裏両面火が通るように裏返し、すべてのハゼに火が通ったら弱火にする。4.うなぎのタレをかけまわし、ハゼにからめる(※火が強いとすぐに焦げ付くため要注意)。5.ご飯にハゼ、大葉、万能ねぎ、白ごまなどのせ、粉山椒をたっぷりかける。佃煮【材料】・ハゼ/適量(9cm未満の小型がよい、マハゼの他にチチブ、ビリンゴ等でも美味)・醤油/大さじ3・みりん/大さじ3・日本酒/大さじ3・砂糖/大さじ5・生姜千切り/適量【作り方】1.頭部と内臓を取り除いたハゼ(頭部を取らない時はエラ、内蔵をしっかり取る)を、クッキングシートを敷いたオーブン皿の上に重なり合わないように並べる。2.120℃設定のオーブンで90分程度加熱する。3.粗熱がとれたらタッパーに入れ蓋をせずに冷蔵庫に入れさらに乾燥させる。4.調味料をすべて合わせた小鍋を加熱し、沸騰したら弱火で生姜千切り・ハゼを投入して、煮詰める。5.水分が少なくなってきて、粘度があがって大きな泡ができはじめたら火をとめる。タッパーに入れ粗熱をとり、冷蔵庫で保管する(冷えたら完成)