それからはカワハギのバラシはあったものの、釣れる魚に変化が出てきた。潮の流れが変わったのか、自己流ゼロテン釣法を用いても、釣れるのはチャリコ(マダイの稚魚)やサンバソウばかりになってきたのである。しかし、これは美味しそうなので持ち帰ることにした。やっぱり海釣りは食糧調達の手段と考えてしまうのは私が海育ちだからだろうか?そして、ついに?これまでにない強い引きの魚がかかった!カワハギなら相当な大物だぞ…と期待してファイトしていたが、上がってきたのは個人的に見たことのない魚だった。シマシマのタイっぽい魚だけど…なんだこれ?…と思っていたら隣で釣っていた紳士が教えてくれた。紳士「それはタカノハダイやね。タンパクで美味しいよ」とのこと。その言葉を信じて持ち帰ることにした。釣り開始から3時間半。昼の12時半になったのでそろそろ上がるか…と思っていたら(午後は雨の予報だった)、ここであの、モゾっというアタリが来た!すかさずアワセを入れて引きを楽しみながら巻いていると…姿を現したのはやっぱり、カワハギ。しかもサイズアップだ! ザラつく乾いた皮膚とムニっとした感触がたまらん…。ここで、納得の納竿とした。本命は2匹とボチボチの結果だが、情報なしで来たにしては上出来だろう。他の魚種もたくさん釣れて満足度はかなり高かった。そして、カワハギの居そうな場所もなんとなく察しがついたので…次回はもっと釣れるような気がする。また来るぞ!