「目標は20枚」と話す池田は、自分の特徴でもあるカーボンの竿と柔らかいメタルの竿を使い分け、釣果に繋げていく。仕掛けは「ハリスの長さがキーポイント」とのことで、3本のうち必ず1本はロングハリス(10cm)を使用すると言う。朝イチは硬めのカーボンロッドを使用。底から1m付近の地形、カワハギのアタリの出る水深、そしてエサ取りの動きまでをも把握していく。激しく動かさず小さく揺さぶりながら誘い下げるとカワハギ特有の重みのある引きが!待望の1匹目を手にしたとともに多くの情報を得ていた。ポイント移動があれば、どの場所でもどの時期でも先ずはカーボンロッドで海底の状況を観察するのが池田のルーティン。チャンスタイムを逃さぬようにカワハギの動くスピードや好むエサの動かし方などしっかりサーチしていく。ロケ当日はエサを漂わせるだけで釣れる程甘くはない状況であった。しかし、こういう時ほど池田のサーチ力が発揮されていく。竿、仕掛け、誘い、その引き出しが豊富な池田は次から次へとアタリを作り、掛けていった。パターンを見つけると本領発揮!時折ダブルを混えながら釣果を重ねていき、終わってみれば35匹で竿頭。池田は言う「このカワハギ釣りの面白さをより多くの人に知ってもらいたい」。カワハギ界の未来を開く池田直行の活躍に注目だ!