初体験だったオイカワの流し毛バリ。慣れるまではキャスティングに少々手を焼いたが、その後はオイカワを誘引する毛バリの底力でそれこそワンキャスト、ワンヒット。あまりも掛かり過ぎるので、ハリを外すのが面倒になったほど。トラブルのもとなので、かかったオイカワを遊ばせるようなことは出来なかったが、存分に楽しめた。今回、使用した「流し毛バリ仕掛け」は、東京都・秋川の限定されたエリアで長年愛用され続けているローカルの“伝承仕掛け”。あきるの市の『とば商店』の先代が昭和の時代に秋川で実釣を繰り返して世に送り出したもの。先代が亡くなり、作り手が不在となってしまったため、7、8年前に青梅市の『川よし釣具店』が、『とば商店』の依頼を受けて製作、『とば商店』とともに店頭販売している。