2周目はウィードエッジをチェックするためリーダーレスダウンショットに持ち替えます。濁りが強いこととウィードを揺らさずに落としたかったこともあり、この日はバルビュータの代わりに、細身かつ波動の強いクローワームをセット。強風のため操船もアプローチもままならず、4バイトあった50mの北面ではノーバイト。角を曲がり、東面のストレッチは風上に向かってバウを向けられるため、操船もピッチングも断然約楽。アシ原に吹き寄せられたウィードはマットアップし、外側にもウィードが点在します。1投に7~8秒かけて前日よりも丁寧に探ります。直径20cmほどのウィードのポケットにクローワームを落とし3~4回ジギングすると、コツッと岩にでも触れたような感触が伝わってきました。距離が近いため7割くらいの力で合せると、ズシンとした重み。ウィードに絡まれないように、高速で巻き上げ抜き上げます。「うっひょ~!やっと40cmアップが釣れた」これまた体色の黒いかっこいいバス!計測してみると43cm。順当な優勝ラインが44~45cmと読んでいたから微妙ではありましたが、この時点で「片倉満喫では優勝!」です。3周目は外側をウェイクベイトとチャターベイトで巻き、4周目はみたびカバーをチェックしますが、その後はバイトがなくなりました。13時の帰着までは3時間半。沖のギャンブルフィッシュにも手を出してみますが、やっぱりカバーの方が楽しい!星の広場方面も3ヶ所あるウィードマットで35~36cmを追加し、大満喫して大会を終えました。主催者の高山さんに釣況を聞いてみると「思ったより釣れてますね」と。まあ、いいとこ3位くらいかなと思っていたら、なんと優勝してしまいました。これまでにもショップやボート店が主催する大会での優勝は何度も経験していますが、今回の勝ちは過去一番うれしかったかもしれません。ウィードが枯れる前にもう2~3回は行きたいな!これを読んでトライされる方に忠告させていただきます。中毒性のある釣りなので、くれぐれもご注意ください、と。