前日プラで得ていた“喰いの浅さ”と、当日釣ったルアーのアクションや合わせ方にはいくつかの共通点があった。ポイントになるのはバスのバイトの弱さである。冬になると水温が下がって変温動物であるブラックバスは喰いが浅く、そして弱くなる傾向にある。それは芦ノ湖でも同様で、ハイシーズンのようにガツンと喰っているわけではなく、実に弱々しい喰い方であるように見えた。この対処法は二つあると思う。一つは喰い込ませるためにフッキングを遅らせる事、二つ目は食われる瞬間にルアーを止める事だった。見せる時はアクションを加え、興味を持ったら止めて寄せて喰わせる。この止めることが出来たので、前述のバスが釣れたといっても過言ではないだろう。そして、ルアーのシルエットを小さくしてあげる事で、吸い込ませやすくするのである。これらのコツは芦ノ湖だけではなく、様々なフィールドでも役に立つので、ぜひイメージして実践して頂きたい。