釣りビジョン

神奈川県:芦ノ湖で禁漁直前、真冬のブラックバスを狙う!

2022年12月15日公開

626_main

12月に入って淡水区でも水温が下がり、10℃を切っている所もある。水温が下がるとブラックバスの釣果も下がる傾向にあるが、まだこの時期でもサイトで釣果が聞かれる湖がある。日本に初めてブラックバスが移入された神奈川県・箱根の芦ノ湖だ。禁漁期間(12/15~翌年3/1)に入る直前、毎年参加している釣り仲間の大会で芦ノ湖を訪れた。

禁漁直前の芦ノ湖…初めてマイボートで出船。果たして釣果は?

芦ノ湖の禁漁期間は漁協の取り決めにより、12月15日から翌年3月1日と定められている(3月1日は特別解禁としてイベント開催)。そのため、ブラックバスも3月2日~12月14日が釣りのシーズンとなる。禁漁直前である12月初頭ともなれば、山上湖の芦ノ湖は極寒である。朝の気温は0℃より低くなることもしばしばあり、水温も10℃を切って来るのでバスの活性と釣果は下降傾向にある。今回訪れた12月10日は禁漁直前なので、毎年同様厳冬の季節感だった。

普段はレンタルボートで芦ノ湖に出ているが、今回は初めてマイボートで出船した。芦ノ湖では自家用船の出船も認められているが、自由に使用できるスロープがない事と、必ず「自家用船出航帰港届」を提出するルールがあるので注意。出船届けは毎日8時30分から『芦ノ湖水産センター』で受け付けているので、船検証や船舶免許証を持参して提出する。細かなルールは芦ノ湖漁協HPにも記載されているので、事前に確認しよう。

朝の桟橋やボートは凍っている
朝の桟橋やボートは凍っている
自家用船出航帰港届
自家用船出航帰港届

水中は意外と暖かい様子?トラウトもバスも高活性

今年は例年に比べるとまだ暖かい。標高の高い(約700m)芦ノ湖とはいえ、最高気温が15℃を超える事もあり、日中は心地よい気候にも感じられる。そのため、水温もまだ12℃前後を保っているので、バスやトラウト類の活性も高いままだった。実際、水深1mもあればバスの姿を確認できるほどで、じっとしているバスよりは動き回っているバスの方が多かった印象だ。レイダウンの中や桟橋の橋脚に浮いている魚も見つけており、中には2kgを超えるようなビッグバスも確認出来た。そのため、思い切ってシャローで勝負するプランも考えた。

朝の魚探映像
朝の魚探映像
 

何もない所に魚発見!キーは湧き水!

シャローを流していると気になる現象に遭遇した。何もない所にヘラブナやコイが固まっているのだ。水深にして2m程度、シャローにあるゴロタ石が途切れた場所だ。最初は何故そんな所に居るのか分からなかったが、魚探を掛けた事で分かった。湧き水である。映像だけではなく、その場所は水温12℃を超えている事もあり、湧き水があるから魚が溜まっているのだと確信した。
湧き水のある場所付近には、元気に泳ぎ回るバスの姿も確認された。前日のプラではそのような場所をいくつか見つけておき、バスの反応を見るとダウンショットリグで素直に釣れてくれた。ところが、少しのファイトでバラしてしまった。元気に泳いではいるが、やはり冬ということもあってバイトが弱く、吸い込み切れていないのだと感じた。そのため、写真のようにポークルアーを小さく、かつより動くようにカットして使った。

ダウンショットの具
ダウンショットの具

シャローのサイトでゲット!

前日プラでよい感触を得たエリアを回っていく。しかし、反応は厳しく、お昼頃までノーバイト。水温が上がったタイミングで喰ってくると信じてキャストを続けていくと、自船の影に浮いている魚を発見。スモラバ(スモールラバージグ)を落としてフワフワさせていると、ゆっくり近づいて来た。そして、ルアーを止めた時に二口で喰ってくれた。全て見えていたので、焦らずしっかり喰った事を見てフッキングが出来た。実は12月の“芦ノ湖バス”は初めて。しかもサイトで釣れるとは思ってもおらず、40cm弱で1050gの記憶に残るバスとなった。

スモラバ+ポークに喰って来たバス
スモラバ+ポークに喰って来たバス

このシーズンのアクションと合わせ方のコツ

前日プラで得ていた“喰いの浅さ”と、当日釣ったルアーのアクションや合わせ方にはいくつかの共通点があった。
ポイントになるのはバスのバイトの弱さである。冬になると水温が下がって変温動物であるブラックバスは喰いが浅く、そして弱くなる傾向にある。それは芦ノ湖でも同様で、ハイシーズンのようにガツンと喰っているわけではなく、実に弱々しい喰い方であるように見えた。この対処法は二つあると思う。一つは喰い込ませるためにフッキングを遅らせる事、二つ目は食われる瞬間にルアーを止める事だった。見せる時はアクションを加え、興味を持ったら止めて寄せて喰わせる。この止めることが出来たので、前述のバスが釣れたといっても過言ではないだろう。そして、ルアーのシルエットを小さくしてあげる事で、吸い込ませやすくするのである。これらのコツは芦ノ湖だけではなく、様々なフィールドでも役に立つので、ぜひイメージして実践して頂きたい。

今回使用したタックルはロッド:バス用スピニングロッド 6フィート4インチ ウルトラライトアクション。リール:スピニングリール2500番ハイギア シャロースプール。ライン:フロロカーボン4lb。ルアー:2.3gスモールラバージグ+ポークルアー
今回使用したタックルはロッド:バス用スピニングロッド 6フィート4インチ ウルトラライトアクション。リール:スピニングリール2500番ハイギア シャロースプール。ライン:フロロカーボン4lb。ルアー:2.3gスモールラバージグ+ポークルアー

施設等情報

芦之湖漁業協同組合
〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根184-1
TEL:0460-83-7361
遊漁料(店売り):大人1,500円/身体障害者750円/中学生以下無料
※12月15日~3月1日は禁漁です
※軟質プラスチックワームの使用禁止
※夜釣りの禁止
※人の居る桟橋や釣り禁止エリアでの釣りは厳禁
※オオクチバス、コクチバス及びブルーギルを生きたまま移動、放流することは法律で禁止されています。違反者は処罰の対象とされます。 芦之湖漁業協同組合ホームページ

施設等関連情報

芦ノ湖・山木商店
〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根61
TEL:0460-83-7331
エンジンボート:定員3名 1日9,000円
     
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

高橋 慎治
ブラックバスのトーナメント参戦を主軸に、トラウトやソルトの釣りも行う。「釣りで人生を豊かにする」というコンセプトのもと、釣り普及委員会の委員長としてイベントを複数回開催。日本全国の水辺で釣りをしてきた経験をもとに、記事を執筆していきたい。重度のTwitter民でもあるので、フォローを希望!
instagram:
@shinji.1353
このライターの他の記事も読む

その他オススメ記事