ちなみに、語り部は合計4度、ドラドに挑戦している。2度目は2014年の南米3ヶ月の旅の前半、アルゼンチン側のパラナ河にて、幸運にもフィッシングロッジで釣りをすることができた。3度目は…その直後、パラグアイ側に渡り、初回と同じホテルに泊まって地元の漁師と5日間釣りをした。釣果的にはその時が一番よく釣れた。5日間で合計82バイト、16匹をキャッチすることができた(非常にバレやすい魚なのだ)。とはいえ、ルアーでは大物は釣れず。4回目はその旅の終盤、ブエノスアイレスのラプラタ河で1日だけガイド船に乗った…が、ドラドには出会えなかった。怪魚というと一度大物を釣ったらもういいかな…というRPGにおけるラスボスタイプの魚もいる。反面、ドラドやピーコックバスは何度でも釣りに行きたいと思える。一回性の到達感だけでなく、ゲームフィッシュとしての面白さも併せ持っているのだ。ゆえに世界中の釣りキチを魅了するのだと思う。