オフショアマガジン
2014.6.15号

新盛丸・千葉県勝山港
“開幕”初日から爆乗り!千葉県・洲崎~白浜沖のスルメイカ

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人生、経験を重ねるとめったな事では驚かないもの。それでも年に何回かはビックリさせられる事がある。千葉県・勝山港『新盛丸』の艫居正悟船長から「スルメイカ始めるのでよかったら…」との情報が入ったのは4日のこと。準備を整えて9日に出掛けたところ、その「年に何回か」に遭遇した。

スルメイカ“開幕”初日、イカ釣りの猛者達が集まった

千葉県・勝山港は館山自動車道・鋸南富山ICから車で10分程。『新盛丸』の乗船場は港の入口から右手に進んだ岸壁、駐車スペースは乗船場のすぐ近くにある。スルメイカ釣りの“開幕”初日、集まったイカ釣り好きは私を含めて11人。準備しているタックルや仕掛けから、猛者揃いなことが見て取れた。集合時間の午前4時30分、軽自動車の受け付けで乗船手続きを済ませ、船に乗り込んだ。

新盛丸
乗船場
駐車スペース

席取り用の船板
受付の軽自動車

洲崎沖、第1投目から好調

[動画]リールがうなるぜ!スルメイカ釣り
午前5時、艫居正悟船長の操船で河岸払い。最初の釣り場、洲崎沖へは50分程で到着。「110mから下でやってみて下さい、水深は144m」。船長から仕掛け投入の合図が出た。第1投目からイカが釣れ出した。3点掛けや4点掛け、2回、3回と連投出来る流しもあり、好調の予感。紅一点の小松睦美さん(蓮田市)も良型のスルメイカを連チャンで取り込んでいた。

船上
第1投目から好調、早朝から船上干しが始まった
笑顔が可愛い小松さん、パーカーが裏返しでも気になりません!

好調にもかかわらず、白浜沖へ大移動

洲崎沖から白浜沖への移動中、“船上干し”も順調
釣り開始から約2時間後、小菅義弘さん(横浜市)の計数用カウンターを見ると30杯を指していた。ややイカの乗りは悪くなったものの投入の度にポツリポツリと釣れていた。ところが、午前8時頃、船長から白浜沖への大移動を告げるアナウンス。洲崎沖から白浜沖までは1時間近く掛かる。「えっ?十分釣れているのに何故?」と思ったが、後にこの船長の欲張りな決断が…。

白浜沖、多点掛けの大流し

稀にしか見られない“サクランボ”
午前9時過ぎ、白浜沖で仕掛け投入の合図。水深は180m前後、タナは120~140m。投入後すぐに清水威人史さん(久喜市)の竿が大きく曲がった。巻き上げ途中にハイパワーの電動リールが何度も悲鳴を上げて止まっていた。何と10点掛け!しかも、稀にしか見られない“サクランボ(1本のツノに2杯のイカ)”のオマケ付き。“サクランボ”は高活性のサイン。すぐに他の釣り人の竿も曲り、多点掛けの大流しが始まった。“爆乗り”!殆どの釣り人が1流しで20杯以上のイカを取り込んだ。

“爆乗り”が続き、船上はアッという間にイカだらけ!

多点掛けの大流しは1回で終わらず、その後の流しも“爆乗り”が続いた。旋回の時間も短いので、船上はアッという間にイカだらけ!水芸のようにあちらこちらで水鉄砲(イカが海水を漏斗から噴射)が上がり、圧巻の光景だった。8点掛け、9点掛けは当たり前。岩瀬春美さん(南房総市)は、14本ヅノの仕掛けに13杯のイカを掛けた。

仕掛けを落とせば多点掛けでイカが乗る

14cmプラヅノ12本の直結仕掛け
辛抱たまらず、私も竿を出した。1.7mのイカ専用ロッドに中型電動リール(PEライン4号)、14cmプラヅノ12本の直結仕掛けに120号のオモリをセット。仕掛けを投入すると、指示ダナでガクガクッと竿が震え、直結仕掛けがイカに止められた。リールの巻き上げを開始すると、尋常ではない重さ。やっとの思いで仕掛けを手繰ると、8点掛けだった。その後も、9点掛け2回を含む多点掛けを連チャン。仕掛けを落とせば多点掛けでイカが乗る!数十杯を釣って満足したが、下手な“ツノ捌き”が原因で、顔に何度も水鉄砲の直撃を受けた。その姿を見た小菅さん、「イカを正面に見てはダメだよ」と大爆笑。

ほぼ全員が“束”越え、驚愕の釣果!

“爆乗り”は、12時半の沖上りまで続いた。多点掛けで釣れ続くイカに、船上干しが間に合うわけもなく、どの釣り人の桶にも海水よりも多いイカが溜まっていった。終盤、「釣れ過ぎだよ。もう十分!」と言う声があちらこちらから聞こえ出したが、それでもほとんどの人は最後まで釣りをやめなかった。船上には何本ものロープが張られ、見たことのない量のイカが干されていた。
最終釣果、竿頭は永井秀夫さん(品川区)で174杯、PEラインの高切れや仕掛けトラブルがなければ200杯近く釣れていたかもしれない。次頭は小菅さんで170杯。私と小松さん以外、終始釣りを続けていた人は全員が束越え(100杯以上)という驚愕の釣果だった。

永井さん、174杯
松本裕幸さん(前橋市)、103杯
伊吹健さん(南房総市)、142杯

岩瀬さん、126杯
小菅さん、170杯
清水さん、推定150杯以上

平山和則さん(大田原市)、推定100杯以上
相原直樹さん(花見川区)、135杯
植田忠保さん(鋸南町)、121杯

『新盛丸』のスルメイカ釣り

艫居正悟船長
洲崎沖の好調にもかかわらず白浜沖へと移動した船長の決断のおかげで、記録的な“大爆釣”を体験することが出来た。長い間イカ釣りをしている小菅さんと永井さんでも、日中のイカ釣りでは最高記録。『新盛丸』でも、記録的釣果との事。洲崎沖・白浜沖のスルメイカ、今シーズンの好調は間違いない!この好機に自己レコード更新を狙ってみては如何だろう。

船宿仕掛け(直結、ブランコ)
仕掛け図(直結)
仕掛け図(ブランコ)

(釣りビジョンAPC・野中 篤)

今回利用した釣り船
千葉県勝山港『新盛丸』
〒299-2117 千葉県安房郡鋸南町勝山273-1
TEL:0470-55-1687
詳細情報(釣りビジョン)
新盛丸ホームページ
出船データ
スルメイカ乗合
乗船料金:1万円 (氷1個付)、HP割引サービスで1,000円引き
集合時間:午前4時30分、出船時間:午前5時
船宿仕掛け/ブランコ:1,200円、直結:1,500円
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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