オフショアマガジン
2014.8.1号

新明丸・神奈川県横浜鶴見
23年振りの好漁に沸く、東京湾マダコ!!

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東京湾のマダコが絶好調だ。1991年の“大好漁年”以来の大釣りが続いている。トップ2桁は全く珍しくはなく20杯を超える釣果も連発している。このチャンスを逃すと、またウン十年も待たなくてはいけないとばかりに7月23日、横浜・鶴見『新明丸』(しんみょうまる)に出掛けた。

人数が多ければ“両舷釣り”

『新明丸』は鶴見川に架かる潮見橋の袂にあり、JR、京浜急行の鶴見駅からも近く、電車で来る釣り人も多い。その昔は、フグ釣りの草分け的存在として知られた船宿だが、今では年間を通して東京湾の釣り物全般を狙っている。夏場はマダコとマゴチがメインで、この日のマダコ船は14人が乗り込み午前7時30分に出船した。マダコ釣りは、片舷流しが釣りやすいが、乗船者の多い日は、一流し毎に船首方向を入れ替えてチャンスが均等になるようにして釣らせてくれる。

待合所
片舷に集合
仕掛け図

釣り方講習を受ける。

船着き場を離れて20分も走ると最初の釣り場に到着。いよいよスタート。餌はイシガニだ。仕掛けは50号のタコテンヤ(仕掛図参照)。カニの付け方も重要である。慣れない人は、必ず船長に聞いた方がよい。
防波堤に近い水深8~11mのポイントを防波堤と平行に流してゆくと、ボツボツとマダコが釣れ出した。海底は障害物だらけのところなのでどうしても根掛かりが多い。この日は、風も弱くほぼベタナギで船は風下に流されながら、9時すぎまでに小学生の子供さんの1杯も含め船中10杯位のマダコが上がった。
急激に暑さが厳しくなって来たが、ここでベテランの常連さんにマダコ釣りのコツを聞いた。
①糸を弛ませテンヤを引き摺ると根掛かりしやすい。②糸が斜めになったら少し上げて、テンヤを自分の真下に持って来てコヅキを再開する。③根掛かりとノリ(最初のアタリ)は似ているが、根掛かりの時にきつく合わせるとガッチリ掛かってしまう。④マダコはカニの腹に噛み付くが、1度釣れたカニはノリが良い等々いろいろ教えて頂き参考になった。
シンプルな仕掛けと釣り方だが、慣れないと苦戦する。流し釣りなので海底も起伏が激しかったり緩かったり変化して行くので根掛かりは避けられない。テンヤの回収方法も無くはないが、いくつかのロストは避けられない。それに備え船中でもテンヤを購入出来るようになっており安心だ。

タコテンヤ+カニ
僕も釣りました
私だって

自作テンヤだ
先ずは1杯

10時過ぎ、トップは10杯を超えた!

10時を過ぎると、更に暑さが厳しくなって来て我慢比べの様相の中、トップは10杯を超えた。移動の風が待ちどうしいが、ここはぐっと我慢してコヅキを続けた。長い防波堤を流していると、バタバタとマダコが釣れる場所があったり、根掛かりの多発する場所があったりと集中力を切らさないようにしないと、タコテンヤがいくつあっても足りない。

釣った獲物は
ネットに入れないと
脱走します

トップは14杯!!

午後からは防波堤の内側に移動した。食事と水分補給を済ませラストスパート。良型マダコがパラソルを開いたように足を大きく開いて釣れて来る。石や貝殻を抱いたマダコも少なくない。海面でのバラシや船べりにしがみ付いて切れてしまうこともあった中、鉛筆を持つように構え、細かくコヅキ続けた森中逸平さん(横浜市)が14杯を釣ってトップ、2番手9杯、続いて8杯、7杯と噂に違わぬ好釣果で定刻の3時に納竿となった。

トップ森中さん
良型連発
こちらも良型

まさに“照りダコ”
本日指南の高橋英夫船長

数も大物も期待十分。

船長に話を聞くと、「9月一杯は狙えます。これから産卵を迎えます。今日はメス中心でしたが今後は大型のオスも期待出来ますよ。今年の夏も暑いので飲み物は余る程持って来て下さい」。その味は、“明石のタコ”をも凌ぐと言われる東京湾のマダコ。今シーズンは絶好の狙い目だ。

                   

(釣りビジョンAPC・野口 壮一)

今回利用した釣り船
神奈川県横浜鶴見『新明丸』
〒230-0051
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5-13-24
TEL:045-501-2081 (定休日:毎週木曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
新明丸ホームページ
出船データ
マダコ船 出船7時30分
料金:9,000円(エサ付き)
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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