オフショアマガジン
2014.8.15号

二三丸・千葉県片貝港
千葉県・外房、片貝沖の明快なアタリの“夏ビラメ”

01_main.jpg
暦の上では“立秋”だが、まだまだ猛暑は続く感じだ。台風も連続して発生し、釣行前日の天気予報が気になるなか、千葉県・片貝の“夏ビラメ”が8月1日解禁になり好釣果が続いてる。片貝港『二三丸』(ふみまる)では期間を限定しLT(ライトタックル)で狙えるとの事、出遅れる訳にはいかない。台風の合間を狙い6日に出掛けた。

強風、荒波!不安半分、期待半分

仕掛け図
3日間連続で南西の強風が吹きまくり、出船に不安を残しながら集合時間の午前4時前に港に到着した。「二三丸」は真亀川河口近くに係留されている。ヒラメは人気ターゲット、この日は8人の乗船者(上乗り含む)で餌のイワシを積み込み4時30分に出船した。予想通り南西の風10m、波高2mのタフな海況、浅場の底荒れを回避すべく船は深場のポイントに向かった。

店頭看板
乗り込み開始
常備仕掛け、船上にて購入

釣りにくいが、ヒラメはヤル気!

約1時間の航程で水深47mラインで釣り始めた。乗船者のLT(ライトタックル)を見に行くと感度の良さそうなショートロッドと長めの胴調子の竿。リールは手巻きと小型電動タイプに分けられた。仕掛けは仕掛図参照。波風のせいでラインが前後、左右に入れ替わり全員底立ちを取るのに苦労している。まめにしないと仕掛けが落ち着かない。小倉忠船長に話を聞くと、「一昨日23度あった海水温が18度台に下がった」との事。しかし、不安を振り払うようにアタリが出始めた。6時を過ぎ、右舷ミヨシ(船首)と2番目に連続してヒラメが釣れた。左舷トモ(船尾)で嬉しい“ゲスト”のホウボウ、右舷で大型アイナメと状況に慣れてきて期待したが、後はサメの連発。「サメが現れると、ヒラメは食わなくなる」と言いながら船長は、船を移動させた。

船中1号
嬉しい“ゲスト”ホウボウ
ビール大瓶サイズですね

良型連発!

良型1号 相馬さん。
ポイントを移動しても、ヒラメが上がり→サメが掛かり→移動を繰り返して行くパターンになった。悪条件なのでヒラメの単発拾い釣りが続くなか、8時過ぎにそれまでアタリが少なかった右舷トモから2番の相馬善幸さん(柏市)がゆっくり慎重にこの日一番の2kg級のヒラメを釣り上げた。1kg前後が多いなか、桶から頭と尻尾が出る良型だ。それを見ていると今度はトモの木村健さん(さいたま市)にもアタリ。同型ヒラメが上ってニッコリ。ここで我慢できず私も道具の準備をして次のポイントから釣りを開始した。

連発2号 木村さん
谷田部信司さん(羽村市)

トップ4匹!多彩な“ゲスト”たち

“夏ビラメ”は散らばっているようで、1カ所で集中して釣れない。底取りが出来ればアタリは出る。私は、左舷ミヨシで釣り始めたが、ラインが落ち着いてくれない。底取りをしていると相馬さんにアタリ。カメラ取材して自分の釣り座を見ると、底を切っておいた竿が引き込まれている。置き竿で1kg級が釣れてしまった。餌を付け再度投入すると、すぐにゴツンと引き込まれた。食い込みまで時間が掛かるのがヒラメ釣りと思っていたので驚いたが、やはり釣れてきたのはホウボウだった。3匹目の餌を付け投入、ラインが流れ、船底に擦れそうになるが、長竿(2.7mのムーチングロッド)なので少しずつ仕掛けを引き寄せると前アタリ、そのまま待っていると強い引き込み。心地よい引き込みを味わいながら1匹目より一回り大きい2匹目を釣り上げた。釣り始めて1時間でヒラメ2匹、ホウボウ1匹を釣って竿をたたんだ。
結局、定刻の11時までにトップの相馬さんが2kgを頭に4匹、2匹が5人、1匹1人。全員がヒラメをゲットした。1枚の人は船酔い。“ゲスト”も大型ホウボウ、アイナメ、カサゴ、マトウダイと多彩だった。

私にも来ました
“ゲスト”の“マトウ君”
困ったものです“ホシザメ君”

イワシが来れば大釣りも期待できる!

「風、ウネリ、低水温、複雑な流れと悪条件が重なった中ではまずまずでした。イワシの群れがまだ少ないが、海況が安定してイワシが入ってくれば、数釣りの期待が出来ます。“夏ビラメ”は活性が高いから、食い込みが早く楽しめますよ」と船長。出船が不安視された悪天候のなかでこの釣果、「イワシがくれば期待十分!」を実感した釣行だった。なお、出掛ける時には事前に必ず連絡を入れて、出船予定を確認して頂きたい。

桶から脱走
船宿テラスの軽食。イワシ酢漬けを召上がれ
本日指南 小倉忠船長

(釣りビジョンAPC・野口 壮一)

今回利用した釣り船
千葉県片貝港『二三丸』
〒283-0102 千葉県山武郡九十九里町小関2347-12
TEL:0475-76-9957
詳細情報(釣りビジョン)
二三丸ホームページ
出船データ
LTヒラメ・予約乗合船(PE2号 錘40号使用)
料金:1万2,000円(税込み、氷、餌付き)
時間:集合4:00、出船4:30、沖上がり11:00
備考:LTヒラメは、9月・10月・11月の前半1日から15日予定。それ以外の後半はハナダイに出船。
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
プレミアムメンバー