オフショアマガジン
2015.1.1号

つる丸・千葉県大原港
千葉県・外房、大原沖の“寒ビラメ”が絶好調!

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そろそろ正月用の魚をと目論んでいた矢先、大型台風並みの爆弾低気圧と寒気団が一緒になって日本中が大暴風雪。各地に大きな被害をもたらした。海も大荒れで1週間近い船止めにイライラ。そんな折、千葉県・大原港『つる丸』から「明日からヒラメで出船する」との連絡。待っていましたとばかり19日に出掛けた。

圏央道利用、2時間余で到着

港の近く、ここが『つる丸』です
寒波の影響で風が冷たい。午前1時半過ぎに横浜の家を出た。湾岸道路からアクアライン、圏央道、国道297号線、465号線経由で大原を目指し、4時前に大原港へ到着。『つる丸』の待合所には灯かりが点っていて、数人の釣り人がお茶を飲んでいた。船の釣り座は電話予約で、先着順に自分の好きな席を取る方式だ。大女将が受け付けをしていて本日の釣り人は6人とか。

店内で一休み、お茶を頂く
店内には二代前の「つる丸」模型も
昼間見ると屋根に大きく「つる丸」釣り船の看板が

久々の出船に期待を乗せて

船には煌々と明かりが点っていた
5時半前に出船なので港に向かう。大原漁港にある『いざばや』の先が船着き場。港では出船準備の僚船が煌々と灯かりを灯している。入口近くの駐車場に車を入れ、荷物を持って船に向かう。岩瀬松男船長と正尚若船長が大きなタモで餌のイワシを積み込む。釣り人は予約した席に着いて仕度を開始。まだ真っ暗な5時半前に出航。弱い北風に送られて釣り場へ。

釣り師は仕度に余念がない
手許が暗くとも仕度準備に夢中
いよいよ出船だ

期待の第1投から2kg超級

暗いうちの幕開けはビッグサイズの登場、2kgオーバー
航程30分程の太東沖で舳が風上に向けられると、若船長の正尚さんが餌のイワシを配る。元気なイワシは14、15cmで丁度良いサイズ。「準備できたらやって下さい。餌は鼻掛けで、孫バリは背掛け、タナは16m。だんだん浅くなりますよ」と船長。「エッ」と思うほど浅い。ハリに掛けられたイワシが暴れながら海中に消える、期待と不安の混じった第1投だ。ライトの灯かりに照らされた竿先を見つめる。空が僅かに白みかけてきた。底荒れの心配の中、投入から15分程過ぎた頃「左前で掛かったよ」(船長)に跳んで行くと、既にミヨシ(船首)から2番目の唐鎌洋明さん(鴨川市)がタモの中で大きく口を開けて暴れているヒラメと格闘していた。褐色の魚体は肉厚で、2kgオーバーか。船中に期待が膨らむ。しかし、その後右舷トモ(船尾)でソゲクラス(1kg以下)が上がっただけで後が続かない。

マヅメがチャンス
連続でこないかな
後に続きたいと力が入る

“ゲスト”を交えてポツリポツリ

仕掛け図
1時間余り経過した頃、左舷ミヨシの津田大樹さん(山武郡)がソゲクラスを釣り上げ、初獲物に安堵の顔。これが合図のように先週7匹を釣って味を占めたと言う右舷トモの酒瀬川輝さんが1.5kgを、胴の間(中央)の副島孝一さん(中央区)が1kgクラスをゲット。それに前後してミヨシの鎌田正幸さん(鴨川市)の竿が大きく引き込まれた。船長がタモを持って駆け付ける。海面を見ながら何時でも掬えるように待機、竿先がグングン持ち込まれ左右に走る。「青物だ、アッ、サワラだ」と叫んだ時、竿先がピンと跳ねて痛恨のハリス切れ。サワラの鋭い歯に当たったのだろう。津田さんが“ゲスト”のマトウダイを釣り上げる。右舷トモから2番目の佐藤健一さん(西東京市)は60cm超の見事なマゴチをタモに収めた。“ゲスト”が多彩だ。

ソゲクラスだけど今日の初獲物だ
まあまあサイズか
ヒラメはヒラメだけどガンゾウビラメでした

大きなマゴチを釣っちゃいました、60cm以上あるかな
このデッカイ口でイワシを呑みこむ、歯も鋭いよ
ヒラメかと思ったらマトウダイでした

無念ハリス切れ、幻のビッグサイズ

活かしておきたいけど尻尾がはみ出ちゃって
操舵室を覗くと「潮が少し濁っているといいんだけど、今日は潮色が良くないね。潮温も下がっちゃたし」と嘆いた。若船長も竿を出す。竿は軟調子で船の揺れを吸収し50号のオモリで半舷を描く軟らかさだ。餌のイワシをバケツの中で軽く握り、素早くハリ掛けしてイワシ、オモリの順に海中に投入、スプールを押さえながらゆっくり海底へ落としている。タナを聞くとオモリは常に底を切っているとのこと。イワシを補給したりオマツリをほどいたりで、竿を握っている暇もないので竿掛けにセットして跳びまわる。そんな時、左舷ミヨシの津田さんの竿先がガクガクッと持ち込まれた。次のグイッの引き込みで大きく合わせると、竿の胴が軋むように曲がりグングンと引き込まれる。デカイ!リーリングの手が時折止まる。途中まで巻き上げたところで「アッ、バレたー!」。残念無念のハリス切れ、見るとハリのチモトで切れていた。

さすが。正尚船長は皆をしり目にビッグサイズを連チャン
「海の色が悪いねー」と岩瀬松男船長
『つる丸』のヒラメライト仕掛けです

底荒れ後の悪条件でも終盤にハイライト

ハイライトは10時半過ぎに始まった。トモの酒瀬川さんが竿を撓ませ、隣の佐藤さんも、左舷で唐鎌さんもとトリプルヒット!船長と若船長がタモを持って駈けずり回る。席に戻った若船長の竿にもアタリ、難なく1.2kg級を取り込む。そしてサワラをバラして残念がっていた鎌田さんも1kgオーバーを取り込んだ。船長は、船がポイントを外れると直ぐ戻して同じ場所を流し直す。すると酒瀬川さんと唐鎌さんにまたまたヒット。そして若船長にも1kg級。若船長はその後も瞬く間にソゲやマトウダイをも加えて4匹の1kg級を釣り上げた(他に30cm級を放流)。鎌田さんは魚体が黄色い丸々と太った“渡り”アイナメを釣り上げニコニコ。5匹目を釣り上げたのは唐鎌さん。2kg級を含めほとんどが1kgオーバー。酒瀬川さんが2kg近い良型をタマに収めたところで30分間余のハライトは幕を下ろした。その後、大原沖を探ったが潮が澄んでいて不発。私も最後の30分程竿を出したが、時既に遅し。イワシへのハミ後(咥えた後の歯型)が2回あっただけ。心残りだが初釣りの対象として十分期待が持てそうだ。年初には軟調子の竿を持ってリベンジに行くつもりだ。

[動画]激アツLT!ヒラメ釣り
先週はこんなのが7匹でした
私も負けじと釣りましたよ

これ3匹目、オーオー暴れるな
正尚若船長、またまた良型をゲット
この日の成果の一部ですよ

私の成果も見てください
昨日床屋に行ってきたイケメンの正尚若船長
一生懸命ポイントを流してくれた岩瀬松男船長

(釣りビジョンAPC・倉形 金幸)

今回利用した釣り船
千葉県大原港『つる丸』
〒298-0003
千葉県いすみ市深堀1885-12
TEL:0470-62-1890(定休日第1・3月曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
つる丸ホームページ
出船データ
ヒラメ予約乗合
乗船料金:12,000円(餌・氷付き)
集合時間:午前5時(※予約時に確認)
出船時間:午前5時30分、沖上がり:11時30分
午後マダイ船にも出船中
レンタルタックルあり:無料
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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