オフショアマガジン
2011.1.1号

鴨下丸・神奈川県横浜八幡橋
シーバスジギングの最適シーズン到来!

06_main.jpg
東京湾のシーバスは年が変わる頃になると“越冬場所”に固まる傾向があり、乗合船のルアーシーバスが本格化する時期になる。40~80gのメタルジグをメインにテールスピンジグやバイブレーションなどをローテーションして数・型共に狙える最高のシーズンだ。12月24日、“ベイジギング”を体験すべく横浜・八幡橋の『鴨下丸』に出掛けた。

満を持しての“越冬シーバス船”スタート

『鴨下丸』のルアーシーバス船は、今年12月から復活した釣り物。ここ数年は、ルアー船自体が“看板”から外れていたが、萩原敏広船長の操船で久し振りに復活を遂げ、11月まではカンパチ・ワラサ・サワラなどの釣果を上げ、満を持して“越冬シーバス船”をスタートさせた。
午前6時、国道16号線の八幡橋を渡り、『鴨下丸』に到着した。マダイ狙いの釣り人でごった返す中、シーバス船の萩原船長に状況を聞くと、最近はシケ続きのせいか釣果が不安定で、魚のポイントやポジションが変わりやすい傾向にあるようだ。潮温低下が遅れているのも影響しているのか、まだこの時期本来の場所で“入れ食い”というわけには行かないようである。

当日最大サイズのシーバス
大型カサゴ
大型クロメバルと大アジ

40~60gメタルジグで“入れ食いタイム”

午前7時、私を含めて5人を乗せて定刻通りに河岸払い。萩原船長は東に船首を向けて走りだした。30分程で最初ポイント、千葉県・長浦沖に到着した。てっきり横浜周辺のポイントを狙うのかと思っていたら東京湾を横断していた。それほど魚を見つけるのが難しい時期-という事なのだろう。「はいどうぞ、水深23m。下から8m位まで反応出ていますから探ってみて下さい」。ひと流し目、左舷に並んでいた3人組の1人にヒット。「小さいから撮らないで下さい」と言いながら抜き上げたのは30㎝に少し欠けるセイゴサイズ。「タングステンの40gに来ました」。それと対照的に、「ナマリの80gには何もないよ」という会話が聞こえて来た。シルエットの小さい方が反応するのか、その後もタングステンの40gにバイト(アタリ)が集中した。船上の仲間同士で情報交換が行われると同時に“入れ食いタイム”に突入した。誰かれとなくロッドが絞り込まれ、40㎝クラスをメインに時折50㎝クラスも取り込まれていった。「フォールでガンガンあたるよ」、「やっぱりこのシルバーピンクがいいな」など船内の会話も盛り上がった。ここまでのヒットは全て40~60gのメタルジグである。

ファーストキャッチはこのサイズ
次第に“入れ食いモード”突入!

スピンテールジグ・バイブレーションタックル
メタルジグタックル

大型カサゴや大型メバルもヒット!

「釣れて良かった!午後の予約はないから釣れるまで帰ってこなくていいよ-と社長に言われていたんですよ。これで帰れますね」と笑顔を見せる萩原船長。この状況になると難しい技も特別な道具もルアーも必要なく、LTアジの道具にジグを結んだだけでも釣れてしまう。同じポイントを何度か流し変えたところで先のタングステンジグの釣り人に25㎝を楽に超える大型カサゴがヒットした。東京湾奥では中々お目にかかれない大型だ。「少し前方にキャストしたら根があったので細かく探っていたら釣れました」と嬉しそうに話してくれた。すると、それを見逃さないのがルアーマンの鋭いところ。ピンスポットにルアーを送り込み、次々に大型カサゴが釣り上げられた。「誰かワーム持ってないの?ダウンショットだったらもっと釣れるのに…」。これにはたまらず私も参戦。60gのメタルジグでボトムバンプ(小刻みに海底を小突く)を繰り返すがノーバイト(アタリがない)。そしてもう1度キャストしようとルアーを回収している途中で突然竿が突っ込んで40㎝級のフッコをキャッチ。続いて50㎝クラスをキャッチした。10mくらいのタナでヒットして来たので、活性が高くなって来たのだろう。船内では30~50㎝のシーバスに交じって大型カサゴや大型メバルが釣れているのだが、私のボトムバンプには見事に何もなく、60㎝オーバーのシーバスを海面でバラしたところで移動が告げられた。その後、萩原船長は浦安沖、羽田沖、川崎沖とポイントをランガンしていったのだが、時間の経過と共にシーバスの反応は少なくなってしまった。

刺身サイズのカサゴ

12~25本、シーズン本番を思わせる釣果

「釣れるかどうか不安」と言いながら船を出した萩原船長だったが、終わってみれば、大型カサゴが多数交じりでシーバスも27~51㎝が12~25本とシーズン本番を思わせる釣果だった。「これから群れが固まって“越冬場所”で食い始めれば、もっと数も型も伸びて楽しめると思います」と萩原船長。
因みに私が持ち帰ったシーバスは、全く臭みもなく、絶品の刺し身とムニエルになった。

(津端 雄大)

今回利用した釣り船
神奈川県横浜八幡橋『鴨下丸』
〒235-0008 神奈川県横浜市磯子区原町8-31
TEL:045-751-3654(定休日:毎週木曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
鴨下丸ホームページ
出船データ
午前6,000円・氷付き 午後6,000円 午前・午後通し9,000円
午前7:00 午後12:30
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
プレミアムメンバー