オフショアマガジン
2011.11.15号

海楽園・神奈川県佐島
秋本番“LT(ライトタックル)”で狙う贅沢五目釣り!

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旬の魚を欲張りに狙える五目釣り。当然、様々な魚種が釣れればその分だけ食べる楽しみも増えると言うもの。しかも、それが手軽なLT(ライトタックル)で狙えれば申し分ない。そんなLT五目釣りの乗合船を年間通して出しているのが、神奈川県・相模湾、佐島『海楽園』だ。「最近はイサキも好調だし、そろそろアマダイも狙えますよ」と鶴蒔英紀店長に誘われて船に乗った。

多彩な魚種がターゲット!

[動画]佐島『海楽園』LT五目釣り2011・秋
現在の五目釣りのターゲットは、良型イサキを中心に超高級魚のアマダイ、マダイ、そしてイナダ、ワラサなどの青物、アジ、メジナ等々と実に多彩。そして稀に“サプライズゲスト”も顔を出すというのだから、この釣りはまるで“相模湾の宝石箱”を開けるようなドキドキ感が味わえる。

道具一式はレンタルで!

掛けたのは11月7日(月)、出船時間は朝7時。佐島には船着場がなく、ハシケ(小型船)で沖の船まで行って乗船する。そのハシケが朝6時半に出るので、この時間を考慮して現地に着きたい。到着早々、鶴蒔店長と挨拶を交わし、レンタルタックル一式借りて船宿オリジナル仕掛けを購入、慌しく準備を行った。実は、「今回の料理動画シリーズで使う魚は全て私が調達します」と無謀にも大見栄を切ってしまった。そんな私に「釣れなかったらどうします?動画は無しですね!まっ、冗談です(笑)。楽しんで来て下さいね」と言う鶴蒔店長に見送られ、海楽園・第八海洋丸は定刻通りに出船した。

船宿『海楽園』
海楽園・第八海洋丸
ハシケで乗合船に乗船

まずはイサキ狙いからスタート!

船の舵を握るのは、通年LT五目船を担当している田中仁之船長。「まず始めにイサキを狙います」と言いながら船を三浦半島の先端方向へ走らせた。当日は私の他に2人の常連さんが乗船。有難い事にお二人共『釣りビジョン』ファンとの事。釣り座は3人共左舷に並び、ミヨシ(船首)に雫 守さん(横須賀市)、胴の間(中央)に私、トモ(船尾)に林明夫さん(横浜市)が座った。まさに“大名釣り”状態。航程10分程で三戸輪(ミトワ)沖に到着、エンジンがスローダウン、アッという間に釣り場到着だ。「ハイどうぞ、27~17mを探って下さい」と言う船長の合図で開始。水深30m前後の根周り、良型の実績も高い場所とのこと。船長にそんな話を聞いていると、すぐにお2人共“本命”のイサキを釣り上げてしまった。その後もトモの林さんはイサキとカワハギ&ウマヅラの連続ヒット。「釣りやすいのは朝の内だから竿を出すなら今だよ!」と林さんからアドバイスされ、迷わず竿を出した。しかし、中々アタリダナが見付けられない。暫くしてどうにか20㎝級のイサキをゲット。雫さん、林さんはボツボツながら釣り続け、開始から1時間弱で林さんは“ツ抜け(10尾)”を達成。「ここ数日では、一番の釣果だよ!」と船長もホクホク顔だった。

LT五目船短刀:田中仁之船長
いきなりナイスサイズのダブルをゲットした林さん!
昨年釣った自己記録は47㎝!

船長直伝釣り講座を動画で!

基本的な釣り方は、35号のビシにアミエビを使ったコマセ釣り。詳しくは船長が動画内で説明してくれているのでそちらをご覧頂きたいが、補足をすると潮の流れ次第では60号(これはLTとは言えないが…)を使用する場合があるようなので、念のために用意しておけば完璧だ。また、“ハモノ”狙いのタックルを用意するのもお忘れなく。※アマダイ釣りはオモリ50号を使用。

[動画]田中船長直伝!釣り方講座
仕掛け図(LT五目用)
左から3番目までが船宿オリジナル仕掛け

“ハモノ”狙いにシフト

時計が8時を回った時に小移動。“ハモノ”狙いにシフトした。餌のムロアジを狙う。目の前では、フィッシュイーターに追われたムロアジらしき小魚が海上の至る所でザワついていた。すると、ミヨシの雫さんの竿が大きく曲がった。釣れて来たのはイナダ。沖アミ仕掛けでのゲット。約1時間で小移動。そこでようやく活き餌として丁度良いムロアジが入れ食いになり、これを泳がせていた雫さんの置き竿に強烈なアタリ。そして、1尾目よりもひと回り大きなイナダを釣り上げた。林さんも泳がせ釣りでシイラを掛け、強烈なファイトを堪能。私は、“ハモノ”狙いの竿は持っていなかったので食材用としてムロアジを釣っていた。ここまでに3人で釣った魚種をカウントするとイサキ、カワハギ、ウマヅラ、イナダ、シイラ、ムロアジ、クラカケトラギス、トラギス、スズメダイ、ネンブツダイの計10種目。

お見事!雫さん!!
分り難いがザワつく海上!
泳がせで仕留めたナイスイナダ!!

“お土産”のアジ爆釣!そして再び…

アジ爆釣!
10時を過ぎ、三戸輪沖エリアの水深70mラインに移動してアジ狙いとなった。開始早々から30㎝級の幅広アジが入れ食いになった。ここでたっぷりと“お土産”を確保、11時過ぎに再度イサキ狙いで根周りポイントへ戻った。ここで私も25㎝級のイサキを1尾追加、朝イチから絶好調の林さんは計18尾のイサキを釣り上げた。そして、この根周りポイントで私にホウセキハタという“サプライズゲスト”が釣れて12種目を達成した。

美味しそうな幅広アジ
樽の中も勿論五目!
私に釣れてくれた40UPのホウセキハタ(^^)

ラストは超高級魚アマダイ狙い!!

仕掛け図(アマダイ用)
13時を回った頃、諸磯沖へ移動した。アマダイ狙いの“最終勝負”である。天ビンからコマセカゴが外され、代わりに50号のオモリを付けた。2本バリ仕掛けに沖アミを付け、水深80m前後を狙った。アマダイ釣りは始めての私、船長に釣り方を聞こうと操舵室へ向った瞬間、林さんの竿が大きく曲がった。「たぶん本命だよ!」と言いながら、時たま見せる強い引きに耐え、慎重にやり取り、釣れて来たのは40㎝のアマダイ。船長も「これはかなりの良型ですよ!」と満足気。これですっかりやる気モードが全開。改めて船長に釣り方を聞いてみた。基本は「オモリが着底したら50㎝上げて待ち、たまに竿を1m程シャクリ上げてゆっくり降ろす…沖アミが海底で跳ねるイメージを演出するように」とレクチャーを受けた。しかし、何度もアタリはあったが釣れてくるのはトラギスばかり。雫さんはカイワリを2尾ゲット。結局、そのまま沖上がりの14時を迎え終了となった。最後にアマダイとカイワリを加えて最終的には14種目を達成した(あくまでも船内3人の合計釣果です)。
それにしても実に楽しい一日だった。無事に料理撮影用の魚もゲット出来たし(実は船長が前日釣ったイナダをお情けで頂いてしまった)、五目釣りを十二分に満喫した。これから寒くなれば魚は更に美味しくなると言う。是非皆さんにも体験して頂きたい。

ついに出た高級魚!
カワハギ&ウマヅラ
カイワリだって美味

鶴蒔店長の料理動画、必見!!

元プロの料理人、『海楽園』鶴蒔店長の料理は、誰でも簡単に出来て、それでいて最高に美味しい!と方々で大評判。今回も取材時に釣れた魚を使って大胆且つ繊細な数々の創作料理を披露してくれた。その全てを動画にしたので是非ご覧頂きたい。

[動画]イナダの捌き方講座
[動画]イナダの揚げ物・中華風&洋風
[動画]ムロアジポテト

[動画]アジとイサキの韓・仏風和え物
[動画]ハタと豆腐のあったか豆乳鍋
[動画]ハタのソテーワカメ添え

(鈴木 恭介)

今回利用した釣り船
神奈川県佐島『海楽園』
〒240-0103 神奈川県横須賀市佐島1-15-17
TEL:046-856-0703(定休日:毎週木曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
海楽園ホームページ
出船データ
出船7:00~14:00沖上がり
乗船料金:¥8500-(沖アミ、アミコマセ、氷付)
LT専用貸し道具:¥1000-(ロッド&リールセット)
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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