釣りビジョン マガジン

2022年06月24日公開

山梨県・道志川、癒しの“道志アユ”いよいよ解禁!

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残雪の中、渓流解禁の3月に訪れて以来の山梨県・道志川。あれから3ヶ月、季節は流れ、風にそよぐ新緑、山や川はすっかり夏色に。夏晴れの道志川は水面をキラキラと輝かせていた。銀鱗煌めく癒しのアユを求め、「道志川アユ解禁日」に張り切って出動だ!!

【この記事を書いたライター】SHOHEY

梅雨の天気に振り回される日々…

解禁日釣行を決めてから天気予報をチェックする日々。そして友人たちから川の情報も集める。自然相手の遊びは安全と釣果のためにも準備は抜かりなく!梅雨なので仕方がない事だが、天気予報は一日に何度も変わってゆく。週半ばにはこれは断念するしかないか…と思うような天気予報になった。しかし、生憎私は諦めが悪い。ここまで予報が変わるのならば「一か八か天気が良くなる事に賭けてみよう」と、友人たちと前日から雨が降る道志川に乗り込んだ!今年は毎年解禁日に入る上流の川幅の広いポイントの情報があまり良くない。そこで、下流域の川幅の狭い、アユ釣りでは初めて入る渓流相のポイントで竿を出す事にした。今夜の雨は川を増水させるのか?濁らせるのか?ベストコンディションをもたらすのか?さて、このポイントの選択は吉と出るか凶と出るか!?

解禁前日に友人たちとのアユ談義に盛り上がり、ついつい夜更かししてしまったが、眠い目を擦り午前4時に起床。その頃には、既に着替えを済ませ川に向かう人もいた。川を見ると前日の雨で気温が低い事もあり、まだまだ人も少なくポイントも空いていた。とはいえ解禁日!続々と車がやってくる。本当にアユ釣り師たちは、みんな元気である。

さあ!私たちも気合いを入れて、前日の釣りで濡れた冷たいタイツに足を通す。着替えを終え、日釣り券とオトリアユを購入して準備万端!河原へ降り、それぞれが思い思いのポイントを探しに歩き始めた。そう、ここが大事!最初のポイント選択が大事なのである。解禁日は川も混み合うので、なかなかポイントを変えることが出来ないからだ。目を凝らし私は下流側へと歩き始めた。いつ来ても道志川の美しさには目を奪われる。川が綺麗過ぎて、アユが川の色と同化してしまい、なかなか見つけることが難しい川でもある。今回は渓流相のポイントなので、川に掛かる木の位置などもちゃんとチェックしなければならない。長い竿を使う友釣りでは、竿や仕掛けを木に引っ掛けてしまいトラブルの原因となるからだ。私はポイントをチェックしつつ、まず流れの緩い浅場のポイントを目指した。

元気なオトリが生簀の中に
元気なオトリが生簀の中に
オトリ、遊漁券販売所はこの上り旗が目印
オトリ、遊漁券販売所はこの上り旗が目印
着替えを済ませ準備万端
着替えを済ませ準備万端
解禁日を待ち侘びた釣り人達が早朝から川に立つ
解禁日を待ち侘びた釣り人達が早朝から川に立つ
道志のアユは川の色に同化してしまい鮎が見え難い
道志のアユは川の色に同化してしまい鮎が見え難い

黒い塊発見!

いかにもアユの溜まりそうな落ち込みからの深みを覗くがアユの気配は無い。先に川に入った人たちの竿もあまり曲がることなく、苦戦しているようだ。次に大きな石に乗り、少し開けた落ち込みの上の浅場の流れを見てみる。ここもアユの「キラッキラッ」が見えない。石から降り、ふと足元のゆる~い流れを見てみると、黒い塊が右へ左へ動いているように見えた。「ん?」。何か小さい魚というのは分かったが、アユなのかは確信が持てなかった。このパターンはアユだと思って竿を出す、とハヤの群れということが今まで何度もあったからだ。まあ、とにかく生命反応があるということと、この群れの正体を確かめるべく、ここで竿を出す事にした。仕掛けを張りながら群れがどこかに行ってしまわないように、息を潜めながら静かに目で追いかける。3~4mぐらいの範囲を行ったり来たりしている。

オトリを黒い塊の下流から放つ。ラインを緩め上流へ泳がせていく。透明度が高いので、オトリが黒い塊に入ったのが見えた。一緒に泳ぎ出したと思った瞬間「キラーン!キラーン!」掛かった魚がヒラを打ち暗い塊がワアーッと一瞬バラけた。ゆっくり引き抜くと銀色の川と同じ色をした小さなアユだった。「君たちはアユだったのか!」ということは…この黒い塊は全てアユ!あまりにも小さなアユだったので、すぐに仕掛けを小さなアユ用のものに直し、釣れたアユをオトリにして送り出す。すると、すぐに自分のいた黒い塊へ戻っていく。そして秒殺!また小さなアユを連れてくる。丁寧に泳がせ、群れにちゃんと馴染めさえすれば確実に掛かる。たまにサイズアップしたアユも混じり2時間程で20匹の釣果となった。

大石に乗って川を覗き込む
大石に乗って川を覗き込む
黒い塊を見つけいよいよ釣り開始
黒い塊を見つけいよいよ釣り開始
黒い塊の正体は小さなアユだった
黒い塊の正体は小さなアユだった
群れに戻り馴染めばまたすぐに掛かる
群れに戻り馴染めばまたすぐに掛かる
たまに少しサイズアップしたアユも交じる
たまに少しサイズアップしたアユも交じる
 

アユの入れ替わり!?強烈追星!

仲間たちもこのポイントに立ち寄り、オトリアユを確保して、また思い思いの場所へ移動して行った。谷になったポイントにもやっと陽が差し込み始めた9時半頃だっただろうか、黒い塊は少しバラけてしまったようで小さくなって来た。そこで釣るポイントを少し変え、落ち込みに向かう浅い段々瀬の肩にオトリを送り出してみた。朝は全く反応の無かった場所だが、泳がせてみたり、止めてみたりすると「ギューーーンギランギラン」今までと明らかに違う目印が飛ぶ良いアタリ!この引き、堪らない。思わずニヤけてしまう。タモに収まったアユは、真っ黄色の追星3本も入ったアユだった!

仲間も立ち寄りオトリを確保
仲間も立ち寄りオトリを確保
オトリが取れたらまた思い思いのポイントへ
オトリが取れたらまた思い思いのポイントへ
谷にもやっと陽が差してきた
谷にもやっと陽が差してきた
マッキキのアユ
マッキキのアユ

3本のラインが入ったアユが爆釣!

「あれ、こんなのいたんだ~」。小アユに交じる良い奴来たな~、なんて呑気に思っていたら、ここから3本のラインが入ったアユのラッシュが始まった!釣れるアユ全てが小アユからサイズアップした“マッキッキ”のアユに入れ替わったのだ。どこから現れたのかは分からないが嬉しい誤算だった。このラッシュは昼まで続き、戻って来た仲間と“マッキッキ”アユとの癒しの時間を過ごした。天気も好転し夏空!晴天!“マッキッキ”アユ!言うことなし!仲間との最高の時間だった。

追星3本ラインのサイコーなアユ
追星3本ラインのサイコーなアユ
黄色いサイズアップしたアユが続く
黄色いサイズアップしたアユが続く
背掛かりも増えてきた
背掛かりも増えてきた
キャッチはだまだ練習中
キャッチはだまだ練習中
流れてきた花がピッタっと付いたかわいい花アユ!
流れてきた花がピッタっと付いたかわいい花アユ!
仲間達もマッキキアユを楽しむ
仲間達もマッキキアユを楽しむ
仲間達との癒しの時間
仲間達との癒しの時間

道志の清流に黄色い追星アユが煌めく!

全体的に場所ムラが激しかったので、ポイント選択と水温の低い道志川では陽の差し込むゴールデンタイムを逃さぬようにすることが大事に思えた。かなり小さなアユも多いので、小アユに合った仕掛けやハリの準備もしていくと良いだろう。夏めく道志の清流で黄色い追星アユが煌めく!梅雨明けしてもう少し水温が上がって来れば黄色いアユが更にこの清流を煌めかせることだろう。

昼までの釣果に大満足!
昼までの釣果に大満足!
願いは届き、雲一つない夏空
願いは届き、雲一つない夏空
道志アユは味も抜群
道志アユは味も抜群

施設等情報

道志村漁業協同組合
〒402-0217 山梨県都留郡道志村東神地9237 道志村漁業協同組合ホームページ

施設等関連情報

アユ解禁:6月19日~10月15日(友釣り)
料金:年券8,000円 日釣り券2,000円(現場売り2,500円・女性1,000円)※川幅の狭いポイントが多く、短竿が必要(6~8m)
※道志川は神奈川県と山梨県に跨り、遊漁券が違うので注意
※遊魚券、オトリアユは道志村内の国道沿いに緑の「入漁券販売所」ののぼり旗がある。商店、民宿、キャンプ場で購入可
車:圏央道・相模原ICから相模原方面へ。県道513号線を進み、青山交差点から国道413号線に入れば道志川沿いとなり、ポイントが点在。甲府、南アルプス方面からも1時間半程度
     
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。​

この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
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