釣りビジョン マガジン

2022年08月09日公開

灼熱の茨城県・北浦で入賞!バス釣りトーナメント“TOP50”第3戦

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日本最高峰のバス釣りトーナメント「JB TOP50」。2022年の第3戦は茨城県・北浦が舞台だ。今年は全国的に梅雨が短く、プラクティスでは私がかつて経験したことのないほどの減水だった(20cm以上減水)。そのため、ボートをあちらこちらにぶつけたり、座礁してしまうこともあった。しかし、オフリミット期間中にまとまった雨が降り、本番では水位が回復。プラクティスで見つけたパターンは、本番を前に振り出しに戻ることに…。

【この記事を書いたライター】佐藤 旬

北浦は、大場所よりもフェバリットな小場所

今回の試合のエリアは北浦全域、鰐川、常陸利根川(一部エリア外あり)、外浪逆浦で、今年のTOP50では2番目に広いエリアだ。因みに、1番広い試合エリアは次戦の霞ヶ浦だ。
北浦は霞ヶ浦とは違って縦長のフィールド、霞ヶ浦よりも遠浅のエリアが少ないのが特徴だ。縦長なので、霞ケ浦のように対岸へと移動するのにそれ程時間がかからない。そのため、ランガンしやすい印象だ。しかし、霞ヶ浦のように広大なアシエリアや浚渫、大型の流入河川がないので、大場所を流すよりも、小場所をいくつ持ち駒として持っているかが試合のキーになると思っている。

北浦で一番有名なポイント、水原の石積!
北浦で一番有名なポイント、水原の石積!
杭、ゴロタ近くにブレイクと、いかにも釣れそうな山田ワンド。
杭、ゴロタ近くにブレイクと、いかにも釣れそうな山田ワンド。
北浦最上流の巴川の流れの絡むアシ。
北浦最上流の巴川の流れの絡むアシ。
この様な杭群も見た目にはいかにも釣れそう
この様な杭群も見た目にはいかにも釣れそう

プラクティス~公式プラクティスでは読み切れず

試合エリアは広域なので、プラクティスでは大きく分けて北浦、外浪逆浦、鰐川&常陸利根川を最低1日ずつかけて見てまわることにする。しかし、減水でボートでは入れないエリアがあり、水深がなく機能していないポイントも多い。それに加えて、猛暑が続いて、今まで霞ヶ浦水系に来た中で、最も反応の得られないプラクティスとなった。また、風の強い日やボートトラブルで出られない日もあってプラクティスが少なかった。この感触のままだと、予選は通過出来ないと思いながら、地元の河口湖に戻った。
しかし、2週間のオフリミット中にまとまった雨が降り、そのため水位が回復。シャローがメインになると思って、それに対応する準備をすることに。試合前の公式プラクティスでいざ出船すると水位は回復していて、状況は一見好転していそうだ。しかし、連日の猛暑でシャローの水温は30℃前後とかなりの高温。シャローは基本反応がなかった。ただ、見えバスがいたので、虫系ワームで狙うと簡単にヒット。選手が近くにいたので写真は撮れなかった。因みに、シャローの反応はあまりない。沖目の杭やドッグなど、水深のあるストラクチャーも試したが反応はなく、この状態で本番を迎えることに。

沖目のストラクチャーで40cm近いバスをキャッチ
沖目のストラクチャーで40cm近いバスをキャッチ
シャッドパターンはほぼないがしつこく巻いてヒット
シャッドパターンはほぼないがしつこく巻いてヒット
ノーシンカーのフォールでラインが走る気持ちいいバイト
ノーシンカーのフォールでラインが走る気持ちいいバイト
ブレイクをねらうとナイスキッカー!プラで釣った中で一番のデカバス
ブレイクをねらうとナイスキッカー!プラで釣った中で一番のデカバス
ローライトではポッパーで!出ればデカいパターン
ローライトではポッパーで!出ればデカいパターン
霞ヶ浦水系で増えているシーバス。嬉しい“お客様”
霞ヶ浦水系で増えているシーバス。嬉しい“お客様”
 

トーナメント本番!決勝で粘ってナイスキッカー

北浦のバスは出ればサイズがいいのだが、釣れる確率が低いこと、移動距離が長いこと、そしてバッティングを考えるとかなりリスキーだと思った。そこで、今回は北浦より下流の河川と外浪逆浦をメインに狙う事にした。
1日目は、アシや沖目のゴロタをトップでチェックするが反応がない。結果、アシ打ちで2匹とサイトで1匹釣り、1日目は計3匹を持ち込んで8位スタート。
2日目は晴れの天気予報に反して、急にローライトコンデションに変わったので、トップに換えたものの反応がない。暫くするとハイライトに戻ったので、アシを打つとワームだけ取られたりとショートバイトになってしまった。そこで、一段下のハゼを食っていると思われるバスを狙うと、昼過ぎに1kgアップをキャッチした。この日は20位と失速したものの、2日間の予選通過順位は9位。入賞とお立ち台は狙える位置で最終日の決勝に進出した。
過去、決勝は悪魔に取りつかれたように、ミスやトラブルで無念の0が多い。勿論、他の選手は意識していたが、何よりも今までの自分を超える為にも、ここで釣らないと-と思った。
チャンスが少ないのならより丁寧にと思い、それを実践していると、3日間で最も強い引きが!ミスは出来ないと思い、かなり慎重にやり取りしてナイスキッカーをキャッチした。
結果、TOP50第3戦を9位フィニッシュ。暫定年間順位も9位にジャンプアップ成功。残り2戦も自分のパフォーマンスが発揮できれば、ベスト5も狙える位置にいる。このまま気を抜かずに頑張ります!!応援よろしくお願いします。

1日目はキッカーを3匹ウエインして8位スタート
1日目はキッカーを3匹ウエインして8位スタート
2日目はショートバイトに悩まされるが、1kgアップの持ち込みに成功
2日目はショートバイトに悩まされるが、1kgアップの持ち込みに成功
3日目は攻め切り、今までの自分に勝てた1匹での入賞。忘れられません
3日目は攻め切り、今までの自分に勝てた1匹での入賞。忘れられません
守らず攻め切らないとTOP50ではすぐに返り討ちに。時にはやり切ることも必要と学んだ
守らず攻め切らないとTOP50ではすぐに返り討ちに。時にはやり切ることも必要と学んだ

今回のトーナメントで使用したタックル

プラグはレンジ別に使い分け、ワームは、天気、フォールスピード、水質、シルエットや比重で使い分けた。エリアによって、エビを食べているのか、ゴリを食べているのかでカラーを変えたりもした。タックルは15タックルほどボートに積んだが、大体この写真の5タックルがメイン。左からULにPEを組み小型のワームをアシ際で使用。左から2番目は、ベイトフィネスでパワーはLクラス、3.5gのダウンショットで使用。この水系でベイトフィネスダウンショットははずせない。真ん中はMHで、主にエビを捕食しているバスを狙う為のバックスライド系に使用。右から2番目は河口湖のままのセットで、MLクラスにナイロンラインを巻いたポッパータックル。一番右はシャッドやタイニークランクを巻く用のグラスコンポジットのMLロッド。

今回メインにしたルアー
今回メインにしたルアー
今回メインにしたタックル
今回メインにしたタックル

施設等情報

名称:北浦
住所:茨城県行方郡北浦町 周辺 茨城県庁ホームページ

施設等関連情報

公共交通機関:JR常磐線 石岡駅→(車)国道355号 約25km 約40分
車:茨城空港北IC→県道水戸・神栖線 約20分
     
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。​

この記事を書いたライター

佐藤 旬
普段、河口湖を拠点にトーナメントやバスフィッシングガイドサービスを営んでいる。「釣りビジョン マガジン」ではフィールドの旬な情報をお届けすると共に、トーナメンターならではの少し突っ込んだ、詳しいパターン等も含めて発信していく予定。フィッシングガイドでは、さらに細かく現場でのレクチャーをする事も可能(初心者でも大歓迎)なので、遊びに来てほしい。
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