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千葉県、冬の亀山で50cmアップがラッシュ!一体何が起きた!?

2023年01月06日公開

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「59cm スイムベイト」「ロクマル スライドスイマー145」「52cm レイジースイマー」。12月に入ってから亀山湖の釣果情報が好景気に沸いている。極寒の関東老舗バスレイクではいったい何が起こっているのだ?(執筆:大場未知)

ニジマス放流でデカバスが狂喜乱舞!?

 12月半ばから突如として亀山湖でビッグフィッシュが連発している。12~2月のレンタルボート店は例年であればオフシーズンを迎えるはずではあるが、今冬の亀山湖は例外のようだ。桟橋もガイドリングも凍りつくような日和にも関わらず、鼻息を荒くするバスアングラーで連日賑わいを見せている。
 その真相は小櫃川漁協によるニジマスの放流である。釣りの対象として放流されるニジマスは冷水にも強く、放流直後は水面付近をフラフラしている姿も見られる。
「この冬は12月の8日と28日に放流がありました。それぞれ約4,000尾ずつで、サイズはだいたい15~20cmくらいですね」というのは、のむらボートハウスの若旦那、野村友行さん。人間が食べるには少々物足りないサイズだが、バスにとってはどうだろうか。鱗が小さく身が柔らかく、きっとご馳走に違いない。
 水温が10℃を下回り、本来であればベイトフィッシュのレンジも深くなって、バスもミドル~ディープレンジの季節ではあるが、ニジマス効果のためか、ここ最近は浅いレンジでビッグフィッシュが釣れているようだ。ディープでエビやギルの稚魚を食べるよりは、1尾で腹を満たすことのできるニジマスのほうがバスにとっては好都合ということだろう。
 ディープでライトリグを駆使してもそう簡単には釣れないのであれば、ビッグベイトを投げ倒す方こそ夢があると思うのは筆者だけだろうか。

 

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この記事を書いたライター

大場 未知
東京・麻布十番育ち。大学時代は留学先のテキサスでバスフィッシングの腕を磨き、日本の出版社勤務を経て再び渡米。B.A.S.S. およびFLWにコアングラーで参戦。FLWではチャンピオンシップで2位に入るなど、アマチュア賞金稼ぎとして数々の爪痕を残した。
現在は、千葉県君津市在住のフィッシングライター&エディター。
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