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世界初!! 9本ワイヤーのアラバマ系リグ(シグナル)【大阪ショー速報!】

2023年02月08日公開

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日本屈指のでかバスハンターとして知られる、奥田学さん。彼が生み出す、獲ることに照準を絞ったハードコアなルアーは、同じくでかバス狂いのアングラーたちに支持されている。今年の注目アイテムはなんと…

結論。5本より7本、7本より9本が釣れる

アラバマ系リグが爆発的に釣れ、一時的に大流行したのは10年以上前の話。当時から奥田さんはアラバマ系リグのでかバス釣獲能力に注目し、ブームが終わっても関係なく使い続け、研究も続けてきた数少ないプロアングラーの筆頭だ。アラバマ歴12年目(ブームは2011年の秋以降。当初は5本ワイヤーだった)の結論は…9本ワイヤー。奥田さんにお話を伺った。

奥田「今まで、ワイヤーの数を5本、7本といろいろやってきたんだけど、なんかしっくりこなくて。結局は、具の数かな、という考えに至り、9本アームのプロトを作ったのね。琵琶湖でライブスコープ(魚探)の付いているボートでテストしたら魚の反応がもろに見えるわけ。5本だと追ってきてもターンしていくヤツらが、9本だと喰ってくる。『あ、やっぱり9本はちゃうな…』と、本格的に取り組み始めた」

ワームの数は集魚力に直結する。それにより、喰わせのパワーが強くなったという。ただ、単純にワイヤーの数を増やせばいいというわけでもないようだ。

奥田「アームが長く、多くなるとルアー同士が絡まりやすくなるのね。なので、今回は4インチのワームを使ったときに、絡みにくく、しっくりくるアームの長さに設定しました」

リグ全体のボリュームはあるが、ワイヤーは短めに見える。

奥田「そう、短め。長くすると絡むんです。短いとキャストもしやすいし、飛距離も伸びる」

各ワイヤーにはブレードがセットされているのも目に付く。これも重要なパーツなのだろうか?

奥田「ブレードはフラッシングで魚を寄せるとか諸説はあるけれども、僕にとってはレンジキープしやすくなるためのアイテム。ブレードがあると、任意のレンジで水平に引きやすくなる」

アラバマの友、新作ワーム・ワカベイトとは?

9アーマーの具としてテストされていたのが「ワカベイト4インチ」という…これも新作である。

奥田「ナチュラルにサラっと泳ぐヤツを作りたいなと思って、同時進行していた。日本によくいる本当の小魚、そのマッチ・ザ・ベイト的なサイズで、タイトなハイピッチという。動きもリアルだし、見た目もリアル。すべて『ザ・リアル』で完成させたのがワカベイト」

表面にはリブなどがなく、リアルプリントされた皮膚はツルっとした質感を持っている。

奥田「スイムベイトにガタガタとリブを入れると水流が発生しすぎるのね。よりナチュラルを目指すならプレーンな方がいい。最後はその方が喰う」

 

施設等情報

株式会社OKUMAN
TEL:058-325-8868 株式会社OKUMAN公式サイト

施設等関連情報

フィッシングショーOSAKA2023(終了しました)
■会期
2023年2月3日(金)[業者商談日]10:00~17:00
2023年2月4日(土)[一般公開日]9:00~17:00
2023年2月5日(日)[一般公開日]9:00~17:00
■会場
インテックス大阪 6号館A・Bゾーン、3号館および4号館(イベント会場)
大阪府大阪市住之江区南港北1丁目5-102
     
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この記事を書いたライター

望月 俊典
千葉県九十九里町生まれ。雑誌『Rod and Reel』副編集長を経て、フリーランスの編集/ライターとなる。海外の秘境釣行も大好きで、『世界の怪魚釣りマガジン』の立ち上げ&制作を手掛けた。現在は、琵琶湖事務所で仕事や釣りにいそしむ。著作は『バスルアー図鑑』(つり人社)。ちなみに、学生時代に、ネッシー(といわれているであろう現象)を目撃&撮影したことがある。
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