オフショアマガジン
2013.6.1号

北山丸・千葉県洲崎港
千葉県・洲崎沖の“カサゴ・ハタ五目”、梅雨時が狙い目!

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[動画]クーラーは大型カサゴで
一杯
千葉県・洲崎港『北山丸』は、5月から“カサゴ・ハタ五目”の乗合船を出している数少ない船宿。何故、この時期かと聞くと、「数、型が揃う梅雨時が狙い目」と北山茂樹船長。船宿HPには、良型カサゴの他、鬼カサゴ、アカハタ、ホウキハタ等魅力的な根魚の写真が満載されている。東京湾のカサゴ釣りは何度も経験しているが、ハタに魅かれた。噂の“大カサゴ”やハタ類を是非釣ってみたいと19日(日)、勇んで出掛けた。

洲崎漁港入口の『北山丸』の看板が目印

山間の道路を走っていると、突然右手に、煌々と照らされた船宿の看板が目に飛び込んで来た。洲崎漁港入口の目印だ。道なりに港に下りると、左手に2階建ての白い建物が『北山丸』だ。同じ建物の中に『喜多山旅館』を併設しているので、遠隔地の人は前泊し、ゆっくり釣りを楽しむ事も出来る。
午前4時頃着くと、日曜日だけに既に宿の前に数台の車が駐車していた。しかし、大半はイサキ船の釣り人でカサゴ船は、常連さん4人と私の5人。定刻の5時に出船した。

付け餌はサバの短冊に冷凍イワシ
イワシは下アゴから頭にハリを
抜く
50号のオモリと船宿仕掛け

釣場は港前の目と鼻の先!

船はゆっくり港を離れ、5、6分で釣り場に着いてしまった。真白な洲崎灯台が目の前に見え、オレンジ色の朝日に照らされて眩しい。
「やってみましょう。水深は25m、起伏が激しいから根掛りに気を付けて下さいよ」。舵を握る北山茂樹船長のアナウンスでスタート。餌はサバの短冊と冷凍イワシ。どちらでも好みで使えばいい。サバは、身の部分をナイフで削ぎ切って使った方が餌持ちがいい。オモリが海底に着いたら、30~50cm程ゆっくり誘いを掛けながら上下させ、根の変化に対応する。左舷トモ(船尾)の宮腰悦子さん(龍ヶ崎市)が早々カサゴを釣り上げた。船長は「小さい、小さい」とマイクを通して冷やかす。宮腰さんは「まあまあだよねー」と、同意を求めてくる。充分良型のカサゴだ。船長は、「まだまだ大きなカサゴが釣れるよ、頑張って!」とみんなにハッパを掛ける。左舷ミヨシ(船首)の松村公彦さん(横浜市)が竿を満月に曲げリールを巻き出した。上がって来たのはエソで苦笑い。右舷胴の間(中央)の福永孝さん(横浜市)は良型カサゴを上げたが、船長は25cm級でも「小さい」と言う。

朝日に染まる洲崎灯台
宮腰さん第一投から良型カサゴ
イワシの餌で釣れました

松村さん、1時間で6尾ゲット
良型鬼カサゴも釣れた
釣って楽しい

30cmオーバーのカサゴに交じり、鬼カサゴも!

入れ食いタイムは突然やって来た。特に松村さんが絶好調。30cm級を連チャンで釣り上げ、1時間もしない内に6尾もバケツの中で泳いでいた。福永さんも負けじと32cmの良型カサゴを抜き上げた。私は右舷ミヨシで竿をキーパーに掛けたまま、飛び廻っていると、船長がマイクで「飯妻さんの竿がアタッてるよ。福永さん上げてやって!」と指示。振り返ると私の5:5軟調子の竿が満月に曲り、竿先がギュン、ギュンと引き込まれている。福永さんの手を借り、私は労せず初カサゴを手にした。少し遅れれば間違いなく根掛りし、私のカサゴは水泡に帰していただろうと思うと、ベテランの福永さんに感謝、感謝。又、松村さんの竿が曲がり、一段と大きなカサゴを釣上げた。30cmは優に超している。誰もが絶好調だ。宮腰さんは40cm前後の鬼カサゴを抜き上げた。噂通りの多彩な魚種が釣れ、次は何が釣れるか、期待に胸が膨らむ。突然トモが賑やかになった。宮腰さんに大きなウツボが掛かり、海面から上げられないで困っている。「ハリを外したいんだけどねー、怖くて手が出せない」と船長に助けを求めた。

仕掛け図
赤い魚が似合う宮腰さん
一荷(2尾)で釣れました

カサゴの7連チャン、絶好調が続く

洲崎沖には沢山の根が点在し、攻めるポイントには事欠かない。10時頃、潮が変わったと言って、船長はハタ類の実績の有るというポイントに移動。
ここでも、相変わらずカサゴが良く釣れる。宮腰さんは絶好調で、「5連チャンだ~、場所が良いみたい!」と満面の笑み。その後も連チャンが続き、カサゴの7連チャンを達成してしまった。福永さんも好調そのもので、小型を放流しながら良型をダブルで取り込んだり、待望のアカハタまで手にした。
この場所は2、3m駆け上がったり、ストーンと落ちたり“根”が厳しく、タナ取りに神経ピリピリ。ズルズルと竿先に異変を感じると、魚のアタリなのか、オモリが根に擦れたのか区別が付かない。何度も根掛りさせてしまった。そんな場所で、ガクガクッと待望のアタリ。竿が立たない。又根掛りかと思ったがリールを巻くと少しずつ上がってくるので、魚と確信。慎重にやり取りをしながら巻上げ、無事船長の差し出すタモに納まった。船長に「今日イチのサイズかも知れない」と言われ、メジャーで実測すると34cmジャスト。こんな大カサゴを釣ったのは初めてだ。否応なくテンションが上がる。納竿間近かに宮腰さんと福永さんは揃って良型のアカハタを釣り上げた。
そして最後にドラマは待っていた。右舷大ドモの菊池正男さん(龍ヶ崎市)に強烈なアタリ。タモで取り込んだのは、35.5cmの大カサゴ。私の34cmは実測750g。菊池さんの“今日イチ”はそれ以上だ。

福永さん、アカハタ
最後はアカハタで決めました
バケツの中は賑やか

福永さんアカハタ2尾目
ハリ外しが有った方が良い
菊池さん、最後に出たビッグワン35.5cm

洲崎沖の“カサゴ・ハタ五目”は梅雨時が狙い目!

11時半に沖上り。結果は、マカサゴが14~20尾。型は20~35.5cm。それに良型のアカハタが0~2尾。鬼カサゴも釣れた。船長が、水深の変化をマイクで随時教えてくれたが、巧く対応し切れず、何度も根掛りさせてしまった。 ※小型のカサゴは資源保護の為、「放流をお願いしている」と船長。 「数、型が揃う梅雨時が狙い目」の洲崎沖の“カサゴ・ハタ五目”釣り。荒い根では「ヒヤヒヤ、ドキドキ」。魚種と型には「ワクワク」。是非、この興奮を味わいに出掛けてみては如何だろう。

(釣りビジョンAPC・飯妻 武夫)

今回利用した釣り船
千葉県洲崎港『北山丸』
〒294-0316
千葉県館山市洲崎1378
TEL:0470-29-0805
詳細情報(釣りビジョン)
北山丸ホームページ
出船データ
カサゴ・ハタ五目:完全予約乗合
乗合料金:午前船1万円、午後船9,000円(餌代含む)※餌別1,000円引き
集合時間:出船の30分前
出船時間:午前船5時 沖上り11時30分、午後船13時 沖上り17時30分
定 休 日:第2・第4水曜日
貸 道 具:竿1,000円
仕 掛 け:400円(2セット入り)
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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