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【アングラーに聞いてみた!/ヒロセマン編③】テーマ:釣りと四季 メジャークラフト広瀬達樹

2023年04月01日公開

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取材での道中や食事時など、当たり前だがアングラーと記者は話をする。そこでなんとな~く聞いてみた、釣りのコトとか釣りじゃないコト。そんなノリだからこそ、ぐだぐだになったり、意外と本音が出たりとか、そんなよもやま話です。

炎天下と極寒、どっちがキツい!?

――さて、早くも三回目になりました。
ヒロセマン(以下ヒロセ)「僕なんかが三回目でこの企画大丈夫ですかねぇ~??」
――定型ですか?
ヒロセ「そうともいいます。で、前回のクライマックスは、魚種ごとに『メジャクラアイテムを持っているから、釣れますけどね~!』っていうくだりの繰り返しですよね?」
――それは恥ずかしいからやめてください。
ヒロセ「あとは・・・」
――今回は季節についてです。
ヒロセ「季節? 春夏秋冬の?」
――そうです。釣りに最適な季節はあるんでしょうか?
ヒロセ「魚種としてはそれこそ1年中ありますよね。ただ、冬は低水温なのでさすがに厳しいですが、なくもない」
――メバルですか?
ヒロセ「メバルは初夏まで釣れますが、冬に釣りモノがないから冬のターゲットにしたというのもありますけど、一般的には真冬と真夏はルアーの釣りモノは少ないです」
――てことはルアーじゃなければ釣れる?
ヒロセ「オレッチはやりませんが、釣れると思いますよ。個人的には絶対にルアーで釣りたいというのがなければ、エサでもなんでもいいので釣れる釣りをやればいいと思います。ルアーで釣りたいっていうのと何か魚が釣りたいというのは違いますからね」
――それはそうですね。
ヒロセ「特に真夏とか真冬とか無理して釣る必要はないですから。それよりもエサで釣れる時期にちゃんと釣ってから、ルアーでも釣れるかなって入ってくる方がいいです。それにしても真夏と真冬はやめたほうがいいですけど」
――釣果は別にして、釣りをするにはどっちがキツいですか?
ヒロセ「夏です」
――即答ですね。冬も寒くてキツいですけど。
ヒロセ「寒さはなんだかんだいって高機能のウエアが多いのでしのげますからね。フリーノットのアンダーならジッとしてても温かいから、ちょっと激しくジャークすると汗をかくくらいですよ」
――なるほど。
ヒロセ「時間が短いのはキツいですけど、逆にそれだけ集中してやればいいだけです。でも夏ときたら・・・」
――きたら?
ヒロセ「思い出しただけで冷えたビールが飲みたくなりましたよ!」
――それはきっと思い出さなくても飲みたいですよね。

いきなりの連載終了か???

ヒロセ「夏の磯とか沖堤とか日影がないですからね。逃げ場もなくず~っと直射日光にあたり続ける。それでも安全面から脱ぐわけにもいかないですからね」
――確かにそうですね。肌の露出はダメ。それでいて時間も長いと。
ヒロセ「真夏のショアジギングなんかは汗ダラダラですよ。ハ~、余計にビールが飲みたくなりました」
――もう飲みたいだけですね。
ヒロセ「お酒は二十歳になってから!」
――どこに配慮しているんですか。
ヒロセ「まぁなんだかんだいっても釣りはしますけどね。それよりもキツいのは、釣れないってわかっているのに、釣らなきゃいけない釣りです」
――まさにお仕事ですね。
ヒロセ「だからこそみなさんは、オレッチの分まで楽しんで釣りをしてください。釣れた時の釣り人の笑顔と温泉と酒と犬の散歩とプロレスと、温泉はぬるめ、酒はできれば1杯目は冷えたビールがいいんですけど、ホント、それだけが救いです!」
――結構楽しんでいますよね、しかも注文多いですし。
ヒロセ「でも日々現場に出ていないと、本当に必要なものは分からないですから」
――その通りだと思います。たまの息抜きは許容範囲ですね。
ヒロセ「じゃあ次回はいよいよ本業のロッドについて語りましょうか」
――あ~、編集長から『今回はもうこれいくらでいいや』と連絡がきたので、ひとまずこれで終わりにします。
ヒロセ「ガク~ン! そんなオチですか! じゃあまたしばらくしてからお会いしましょう!」
――では最後にひと言!
ヒロセ「釣りはどこまでいっても趣味なので、辛いと思ってまでやることはないです。ただ、釣ると決めたらやり続けること。そして釣れたら楽しむこと。できればでいいので、その時にメジャクラアイテムを使ってもらえると嬉しいです。以上!」
――ありがとうございました。

 
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この記事を書いたライター

ナカムラ・タカヒコ
10年間の某バス釣り雑誌編集部員生活を経て、フリーランスとなり15年超。淡水海水を問わず、取材経験を活かしたルアーフィッシング全般が対応ジャンルだが、自分で釣るよりも釣った人の話を聞くことで釣った気になるのが得意な根っからの編集者気質を持っている。自分で釣るならちびルアーが好き。
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