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【バス釣り教室】タックル編:初めてバス釣りをする人に教える初心者用タックル&ルアー

2023年06月10日公開

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釣りのジャンルは、多岐に渡っている。ただその中でも、多くのファンが存在するジャンルの代表格はバス釣りだろう。誰でも簡単に始められる手軽さと、上達すればするほど難しくなるような、奥の深さを併せ持った釣りだ。とりあえず、バス釣りをやってみたいと思ったあなたは、ここを読んでみることをお勧めする。まずは揃えるべきタックル(道具)の基礎知識。

バス=ブラックバスとはどんな魚?

ブラックバスは北米原産の淡水魚で、日本で最初に移入されたのは神奈川県芦ノ湖、1925年のことになる。現在では日本全国に生息していて、釣りの対象魚として高い人気を誇っている。魚や甲殻類、あるいは昆虫などを食べる肉食魚なので、ルアーで釣ることが一般的。でも、とても生き物とは思えない奇天烈な形状のルアーにまで襲い掛かるので、それが一つの特徴的な面白さとなっている。現在、特定外来生物に指定されているので、飼ったり、譲渡したり、移動させることは禁じられているが、釣り自体は問題なくできる。条例などで規制されていない限り、釣ったその場でリリースすることは認められている。

バス釣りに必要なタックルとは?

どんな釣りであっても、その釣りに合った道具の用意は必須だ。バス釣りに必要なタックルは大別して「スピニングタックル」と「ベイトタックル」の2種類がある。スピニングタックルは初心者でも簡単にルアーをキャストできるというのが最大のメリット。ただ、バスフィッシング全般の釣り方をより広くカバーできるタックルとなると、ベイトタックルの方が適している。したがって、理想は両方とも用意すること。どちらか1本に絞るならば、初心者はスピニングタックルにすべきだろう。簡単にキャスティングできて、トラブルも少ない。比較的細めの釣り糸で、軽いルアーを使うのに適していて、繊細な釣りを得意とする。最初に用意するタックルとしてはこれが適している。

 

星の数ほどあるルアーの中から、初心者必須の6種類を厳選!

ロッド、リール、ラインはひと揃えあれば事足りる。しかしルアーに関しては、最低限下記の6種類ほどは用意したほうがいい。なぜなら、シチュエーションや天候、季節によってバスのいるポイントが異なり、そのポイントを攻めるためのルアーが必要となるからだ。

●トップウォーター:水面で動かして誘うルアー。バスが水面を割って喰うのでエキサイティング
●クランクベイト:リールを巻くだけで、ずんぐりとしたボディを揺らしながら水中に潜る
●スピナーベイト:金属ブレード+針金+スカートで構成されるルアーで、障害物回避性能が高い
●バイブレーション:細かな振動によりバスを誘うルアー。スピーディーに広範囲を探る時に有効
●ミノー:細身ボディにリップが付いた、小魚に似たルアー。様々なアクションでバスを誘惑する
●ワーム:ソフトプラスチックを素材とした、軟らかいルアー。バスの喰いが悪いときに有効

それぞれが更に細分化されているけれど、まずはこの6種類があればなんとか釣りはできる。
バス釣りに最低限必要なタックル&ルアーはこれでOK。後は釣りに行くだけ!
実際の釣り方を知りたい方は、近日公開予定の【釣り方編】も読んでみてください。

※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

横沢 鉄平
フリーライター。ライフワークはバスフィッシングだが、ワカサギから世界の怪魚まで、すべての釣りを愛する男。ロッド&リールの「三匹が行く」、ルアーマガジンの「ドラマチックハンター」など、長期連載企画での出演経験も多数。キャンプ用品の「ヨコザワテッパン」考案者でもある。
YouTubeチャンネル「ヨコテツ」も、ささやかに継続中だ。
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