千葉県・富津港と言えば、以前は“エビ・スズキの聖地”として知られた所。手バネにナイロンラインの道具、車エビの子であるサイマキを餌に狙うスズキは、保田・竹岡沖のシャクリ・マダイと並び東京湾を代表する釣りの一つだった。しかし、ソルトルアーの浸透により“シーバスフィッシング”が盛んになるにつれ影が薄くなっていた。だが、活エビで狙うスズキとルアーで釣るシーバスは「違う」のである。その違いが分かる人達により、最近、再び“エビ・スズキ“の人気に火がついている。親の代から“エビ・スズキ”の船を出している富津『浜新丸』に出掛けた。