番組の中では様々な地元ローカルパンを紹介してきましたが、今回は初回放送で訪れた「村上製パン所」を少し掘り下げて紹介します。このお店は昭和23年に創業の老舗で、パンのパッケージもレトロなデザインのものが多いのですが、中でも人気なのが名物の「あぶらぱん」。「あぶらぱん」とはその名の通り油で揚げたあんぱん。名前を聞くと油っぽく胃もたれしそうなネーミングですが、実際に食べてみると口当たりが軽く、意外にもペロリと平らげてしまいます。鞆の浦で愛される素朴でレトロな地元パン。そんな魅力に触れることができた、「ぶらバス」第一回目の放送となりました。ちなみに、戦後間もない時代、食用油は貴重品であり油で揚げた揚げパンはごちそうだったそうですよ。そんな思い出深い「村上製パン所」について『ぶらバス』の主人公であるセンドウさんからコメントを頂戴しています!センドウ「『ぶらバス』と言えば地元パン。そのキッカケになったのが、かの宮崎駿監督も通った福山・鞆の浦の『村上製パン所』でした。店内の土間を抜けた奥の海辺が見える縁側でパンを食べたのは、宮崎監督以外には自分だけ(…と、店のお母さんがおっしゃっていました)。まるで昔のフランス映画のような素敵なロケーションで菓子パンを食べるなんて、後にも先にもそんな贅沢な経験をしたことはありません。そんな村上製パン所ですが、現在は一般客へのパンの販売は行っておらず、地元小学校の給食用食パンの卸販売のみになっているとのこと。あの昭和テイストの美味なる”あぶらパン”が、もう食べられないなんて淋しすぎますが、地元の子供達のために、これからも美味しいパンを作り続けて行って欲しいですね。FOREVER 村上製パン所!!!」〝パン愛〟あふれるセンドウさんらしいコメントでした!そんな釣り+αの魅力満載の『ぶらりバスの旅』は釣りビジョンにて絶賛配信中!ぜひチェックしてみてください。