それから1時間ほどの間に何度かアタリのような感触があり、2度バラしてしまっていた。しかし、17時半ごろには2杯目のアオリイカをキャッチ! これもやっぱりボトムだった。ところで、そのころにちょっとした騒動が起きていた。この漁港は「清掃協力金」として漁業関係者に数百円が徴収される決まりになっている。しかし、堤防で釣りをしていた3名の若者が徴収に来たおじさんの声を無視して釣りをしていて…怒ったおじさんに「帰れ!」と怒鳴られていたっけ。お金を払わない以前に年配の方に対する態度にも問題があったように思う。さて。暗くなると、今度は沖ではなく割と近い場所でアタリが出ることに気づいたこの哀れな語り部。ちょいと近くに投げて、ボトムまで沈め、ロッドを上方向にパンパンパンと軽くジャークさせてからフリーフォールさせる。そのときにグングングン…と引っ張られるのだ。そのパターンで3杯のアオリイカの追加キャッチに成功!しかも、最後のイカはひときわ大きく、近くの釣り人にネットをお借りしてなんとかランディングすることができた。秋イカだからって舐めてはいけませんね。自己流でもそれなりの釣果を出すことができた語り部。やっぱり釣りの楽しさはプロセスにこそあるよなぁ…と感じる49歳の夜だった。またすぐにでも来ようと思う。